僕の考えた最強のラノベを作ろう 同人カードゲーム「シムノベル」レビューと感想
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名前 | シムノベル (Sim Novel) |
デザイナー | Kuro
Manifest Destiny |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 30分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 3~4人 |
「シムノベル」ってどういうゲーム?
「シムノベル」の紹介
カードゲーム「シムノベル」はライトノベルに登場させるキャラクターたちの相関図を作り上げて、自分だけどライトノベルを完成させるゲームです。
ルール概要
プレイヤーたちは自身の前にカードを配置していき、どこかで見たことあるようなライトノベルのキャラクターたちを配置していき相関図を作っていきます。
カードにはキャラクター、世界観、相関線といったような物があります。ラウンドが始まるとこれらのカードを順番に取って自分の前に配置します。キャラクターには個性を示す数値が決まっていて、それぞれのキャラクターを相関線で結びます。単純に線で結んでもいいのですが、設定されている条件も達成できればさらにボーナスでさらに点数を獲得できます。
他にもその作品の世界観を決めるカードなどを配置したり、自分の場を効率よくきれいに組み立てていき、最終的に最も勝利点の高いプレイヤーが勝利となります。
ゲーム感想
これぞ同人、というゲームに仕上がっていると思います。ライトノベルを題材にしつつ、キャラクターの関係性に着目しているのが面白いですし、出て来るカードはどれもどこかで見たことあるようなものばかり。
眺めているだけで楽しいのはもちろん、ゲームとしても手堅く仕上がっているかなと思います。
ちょっと得点計算周りが難しいですが、慣れればさくさくっと回せる程度の難易度に仕上がっています。
なにより、タイル配置系ゲームっていうのはドイツゲームとしてはポピュラーで、メジャーなのでいえばカルカソンヌやキングドミノといった作品をすぐに思い浮かべる方は多いでしょう。
ただ、だからこそ色々な問題点もあって、本作はそれに対するアンサーとも取れるルールがあるのがとても嬉しかったです。カードを取る時に順番に取っていくのは基本通りなのですが、その時取る枚数はプレイヤーによって違う。3枚取る人もいれば1枚取る人もいる。それだけだと差が出るのですが、1枚だけを取った人は次ラウンドのスタートプレイヤーと3勝利点を獲得できるという利点があるのです。
さらに、組み上がるマップは最大の大きさが決まっているので毎回大量にカードを貰っているとすぐに飽和してしまうわけです。
これがすごく効いていて、通常だと「次良いのが来るかもしれないからしゃがもう」となるところが、「きれいに組み上げたいから今回は1枚にしよう」というポジティブな思考でスムーズに手番順が入れ替わっていくわけですね。
カードを取ったら自分の前に配置。出来上がるマップは結構複雑なので、他人の場を見るのは大変ですが、基本的に自分のものだけ考えていればOKにルールが調整されています。ソロゲー感はどうしても強いですが、箱庭感も同時にあるので気になりません。
綺麗にキャラクター達の相関図が出来上がると嬉しいですし、実際勝利点も高くなるようになっています。
このキャラとこのキャラは兄弟? そしてこっちはこれで!? なんて盛り上がります。
ライトノベルというフレーバーはもちろん、ビビッと来る人には間違いなくおすすめできる作品です。出来上がった相関図を眺めて皆で評価し合うのも楽しいかもしれないですね! 想像力も掻き立てられつつ、ボードゲームとしてもクオリティのかなり高い、じっくり取り組めるゲームです。面白いですよ!
名前 | シムノベル (Sim Novel) |
デザイナー | Kuro
Manifest Destiny |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 30分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 3~4人 |
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