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髑髏王の正体を追いかける江戸川乱歩な世界が魅力の推理ゲーム「幻影探偵団」レビューと感想

      2016/01/21

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前幻影探偵団
(Phantom Detectives)
デザイナー福島 了
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★★☆☆☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★☆☆☆
プレイ時間60分 年齢12歳~
プレイ人数3~4人 BGGスコア6.21/10 (7票)

「幻影探偵団」ってどういうゲーム?

「幻影探偵団」の紹介

ボードゲーム「幻影探偵団」は江戸川乱歩な世界が魅力の対戦型推理ゲームとなっています。

帝都で暗躍するプレイヤー達探偵団は、髑髏王なる人物から挑戦状を受け取る。歯車館という場所にて令嬢を殺害するというのである。四つの探偵団は、この事件を解決するために自らこの罠に飛び込むのだ。というなんともワクワクするフレーバー、導入から始まる本作。ゲーム全体に漂う雰囲気に力を入れているのを感じますね。

しっかりとしたコンポーネント、招待状もきちんと作られていて良いです。こういう小道具がゲームとして組み込まれていると嬉しくなります。

プレイヤーはそれぞれ自分の探偵団の団員を配られます。四人プレイだと団長、団員1、団員2が設定され、ゲーム中に入れ替わったりしないようにカードの上にチップを置いておきます。他の人に見せずに自分だけがしっかりと覚えておきましょう。

髑髏王となる人物は、ゲームの最初で取り除かれていますので絶対に誰でも答えられない人物が一人だけ居ます。

あとは洋館にそれぞれのチップを配置してゲームの準備が完了。ゲームがスタートします。

ボードの雰囲気もサイケデリックという感じで良いですね。

手番で出来る事は尋問かアクションカードを使うかの2択。アクションカードといっても、基本的には強力な尋問という感じです。尋問に使うのはちょっと大きめのカード。これをボードに配置して洋館の一部を隠してそこにいる人を指摘して「貴方の団長はこの中にいますか?」と団長もしくは団員を具体的に指名して聞いていきます。こうすることによってその中にそのプレイヤーの構成員がいるのかどうなのかがわかっていく仕組みです。

これを専用の用紙に塗りつぶすなり、○を付けるなどしてメモしていきます。質問と回答は基本的に公開されていて、プレイヤー全員が答えを聞けるのは自分の手番を待つ必要が無くて良いですね。

こうして団員を見つけて行くと、最終的に髑髏王である人物が絞られていくというわけです。また、他のプレイヤーの団員を何故見つける必要があるのかというと、それぞれの探偵団は対立していて、これを機に他の探偵団を白日の下にさらしてやろうと息巻いています。というわけで本作は対戦ゲーム。思う存分推理合戦を繰り広げましょう。

とはいえ、ルール自体そこまで複雑なわけでもなく、行動は結構直感的。どんどん選択肢が絞られていきゲームが収束に向かうのも小気味良く、進行によって途中で誰かが殺されて正体が露わになるというギミックも面白いです。

推理ゲームジャンルで有名な「クルード」では移動フェイズがあり人物がどんどん移動しますが、本作では移動が無く人物も動きませんのでテンポ良くゲームが進行していきます。

専用の用紙もかなり練り込まれており、余計なメモ書きをしなくても良く、ボード、チップなどのコンポーネント類もプレイアビリティが高いです。

ただ、公開情報が非常に多く、誰にでも遊べる手軽さがある反面、推理ゲームとしての難易度はちょっと低め。どちらかというと数独とか、論理パズルをしているようなプレイ感に近いですね。アクションカードには自分だけが答えを聞けるものもあったりしますが、持っていなければ使えませんし、一プレイで一度か二度使えるかどうかといったところ。

ただし探偵ごっこをしている気分は十分ありますし、テンポもよく遊べる作品ですから、繰り返し楽しめるゲームに仕上がっていると思います。一つ一つのギミックが推理小説らしいフレーバーを持って稼働するのは楽しいですし、それと同時に推理が展開する様は雰囲気抜群。

推理ゲーム初めての人や、ボードゲーム初心者、ちょっと考えるようなゲームを探している人にはお勧めな作品かなと思います。論理パズル系の作品が好きな方にも楽しめるとは思いますが、難易度を上げるならアクションカードを全て非公開回答にするなどのヴァリアントを導入して難易度を上げていくと良いかなと思いました。そういう調整ができるのもボードゲームの楽しいところですよね。

中々のクオリティに仕上がっている作品だと思います。面白く遊ぶことが出来ました!

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前幻影探偵団
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デザイナー福島 了
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