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タイルの値段を付けて売り買いする箱庭ボードゲーム「スカイアイランド」レビューと感想

      2017/04/21

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前スカイアイランド
(Isle of Skye: From Chieftain to King)
デザイナーアンドレアス・ペリカン
アレクサンダー・フィスター
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★☆☆☆☆
運要素★★★☆☆ 知略・思考要素★★★☆☆
プレイ時間30~50分 年齢8歳~
プレイ人数2~5人 BGGスコア7.5/10 (8130票)
BGG重量2.3/5 2016年
ドイツ年間ゲーム大賞
エキスパート大賞

「スカイアイランド」ってどういうゲーム?

「スカイアイランド」の紹介

ボードゲーム「スカイアイランド」はカルカソンヌのようなタイル配置でありながら、そのタイルを売り買いしつつそれぞれの島を作り上げていくゲームです。

タイル配置ゲームといえば「カルカソンヌ」、本作もタイル配置によって拡大されていくマップを作っていくのは同じながら、その勝利点の獲得条件というのが少し特殊です。

手番ではまず三枚のタイルを引きます。このタイルは全員で一斉に引き、そして表にして皆に見えるように横並びに配置します。この時点ではまだ誰のものでもありません。次に仕切りの裏でそのタイルに値段を付けます。三枚のうち一つは捨て札。

値付けが終わったら仕切りをオープンにして、一枚を捨て札。これで全員の前には二枚ずつのタイルがある状態です。ここで、他人のタイルを買いたいと思ったら、値付けで置かれている金額をそのプレイヤーに払えばタイルをゲットすることが出来ます。

それを一巡行ったら、それぞれの持っているタイルを配置。この時買われなかったタイルはゲットできますが、値付けに使ったお金は銀行に支払います。

タイルには平原、山地、海の三種類の地形があり、道が描かれているものもありますが、地形さえ合っていれば道は途切れてもかまいません。これによって割と自由にタイルを配置できていくのが良いですね。タイル配置が終わったらラウンド終了処理として得点計算。

このゲームの得点計算は少し特殊で、ランダムに引いた勝利点条件によって勝利点がもたらされます。完成された山地エリア一つにつき二点、牧場の周りのタイルにいる動物一匹につき一点などなど。バラエティに跳んでおり、ゲームを遊ぶ毎に違った組み上げ方で島が作り上げられるのは楽しいです。また、その勝利点がもたらされるタイミングもラウンドによって変化するため、どのタイミングでどのタイルを配置するのかといった戦略性も非常に高くやりごたえがあります。

狙ったときにタイルを引けるのかどうかといった運の要素も勿論ありますが、他人のタイルを買い取れるというルールがそれを緩和しているかと思います。また、多くのフェイズが同時に進行しますのでダウンタイムが短く、さくさくっと遊ぶ事が出来るのが本当に嬉しいです。それぞれの戦略によって多様な形を見せるマップは魅力的ですし、性格が表れます。

他人との絡みはタイルを売り買いするタイミングくらいですので、妨害をしたりといった事は基本的に発生しませんし好きなようにマップを広げていける箱庭感は楽しいです。

皆が欲しそうなタイルを引けてうっしっしと思い値段を付けたら、高すぎて自分が払うはめになった!! というハプニング感をカジュアルに楽しむのも有り。どっしり腰をすえて戦略的に遊ぶのもまたありの誰にでも楽しめる作品に仕上がっています。

キングダムビルダーやテラミスティカのようにゲーム毎に勝利点条件が変わるゲームに興味がある、タイル配置・箱庭系ゲームが好きなプレイヤーにはピッタリでしょう。計画性が必要で、ゲーマーズゲーム向けな作品だとは思いますが、ルール自体簡単ですし、インストも短いのでゲーム初心者でも問題無く楽しむ事が出来ます。幅広いプレイヤーにヒットする作品だと感じます。

面白いです。お勧めですよ!

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前スカイアイランド
(Isle of Skye: From Chieftain to King)
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