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特殊効果がゲームを加速させる依頼達成が楽しいカードゲーム「モルタールの入り口」レビューと感想

      2016/06/17

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前モルタールの入り口
(Die Portale von Molthar)
デザイナーヨーハーネス・シュミッドアワー・コーニグ
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★★☆☆☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★☆☆☆
プレイ時間45分 年齢10歳~
プレイ人数2~5人 BGGスコア6.7/10 (204票)
BGG重量1.5/5

「モルタールの入り口」ってどういうゲーム?

「モルタールの入り口」の紹介

カードゲーム「モルタールの入り口」は、カードを集めてキャラクターを召喚し、その能力を使ってさらにカードを集めていくという加速感が楽しくなる依頼達成のカードゲームとなっています。

まずこのゲームの目を引くところはカードに特殊な加工がされている点で、光の具合によってキラリと光るようになっています。ダイヤモンドの面はカットに合わせて細かく貼り付けられているのがいい感じですね。意外とプレイアビリティにも貢献していて、光に反射していても場所によって反射の角度が違うせいかどういったカードか分かりやすくなっています。

手番では3アクションポイントあり、手札となる真珠カードを引いたり、点数になるキャラクターカードを取得して手元においておくことができます。

キャラクターカードにはそれぞれ召喚するための条件が記述されていて、手元からその条件にあったカードをプレイすることにより召喚、点数化する事ができます。単純な点数だけのキャラクターもいれば、特殊効果持ちのものがいたりして、どういったキャラクターをそろえていくのかと考えていくのかもまた楽しいです。

特殊効果には手札にカウントしない仮想の真珠カードが増える、手札上限が増える、アクションポイントが増える、手番最初に手元の未召喚キャラクターカードと場札のキャラクターカードを入れ替えるといった個性的なものが様々あります。常時その効果があるものから、プレイされた瞬間だけ効果の出るものがあったりして、どういったキャラクターを召喚するのかと計画するのか楽しいですね。

カードごとの特殊効果によるコンボはないですが、できることがどんどん増えていくので「遊戯王」や「ポケモンカードゲーム」といったTCG好きな人にはたまらないゲームではないかなと思います。

ボードゲーマー相手には「特殊能力のあるスプレンダー」と説明するとピンと来るかなと思います。条件を揃えてカードを手元に置き、そのカードがゲームを加速させていくので大まかなプレイ感は似ています。スプレンダーがと比べると運の要素や戦略性に大きな違いがありますが。

ゲーマーズゲームとは言えませんが、そこまで考えることもなくさくさくっと遊べるゲームです。特殊効果のカードもバリエーション豊かで子供の大好物って感じ。ファンタジーライクなイラストは有名系童話が元のようで、原作をあれこれ言い合うのもまた楽しいですね。

言語依存は無く、アイコンなので一度見ればさくさくゲームが進行しますし、キャラクターカードは原則公開ですから出てきたらどういう条件・効果なのかという説明すればいいのでインストがすごく楽です。

総じてシンプルでありながら、様々な効果が楽しめるファミリーゲームに仕上がっていると思います。ほどよい難易度で何度も楽しめる安定した作品であると感じました。面白いゲームです。

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前モルタールの入り口
(Die Portale von Molthar)
デザイナーヨーハーネス・シュミッドアワー・コーニグ
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★★☆☆☆
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