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読み合いと度胸と心理戦のカードゲーム「魔法にかかったみたい」レビューと感想

      2016/06/17

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前魔法にかかったみたい
(Witch's Brew)
デザイナーアンドレアス・ペリカン
おすすめ度★★★★★ ルール難易度★★☆☆☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★★★☆
プレイ時間45分 年齢9歳~
プレイ人数3~5人 BGGスコア7.1/10 (3179票)
BGG重量1.9/5 2008年
ドイツ年間ゲーム大賞
ゲーム部門ノミネート

「魔法にかかったみたい」ってどういうゲーム?

「魔法にかかったみたい」の紹介

ボードゲーム「魔法にかかったみたい」は、魔法使いになり様々な薬品を混ぜて薬を作りながら勝利点を稼いでいく、他のプレイヤーとの読み合いとそこからうまれる度胸試しがクセになるカードゲームになっています。

プレイヤー全員に同じカードセットがまず配られ、そこから五枚を選択します。そこからプレイフェイズに移るわけですが、スタートプレイヤーが提出したカードは必ず次以降の人も同じ物があれば出さなくてはなりません。この時、カードの効果にはメインとサブが二種類あって、メインは強力なんだけれど一人しか使えない。サブは弱めな効果なんだけれどとりあえず発動は保証される。自分より下家の人が同じカードをもっていなければメイン効果で一気に利益を得たいんだけれど・・・ぐぬぬって感じで読み合いが発生します。

基本的にはそんなやりとりを繰り返していきゲームを進めていくわけで、変則的なトリックテイキングゲームといった感じでしょうか。ゲームが進んで行くにつれ、それぞれのプレイヤーのリソースやこれまでの傾向を見ながらカードを選び、順番を考えながらプレイしたり、ぷれいさせられたり。典型的なブラフゲームとはまた違った度胸がためされるゲームになっていますね。

このやりとりがとにかく楽しくって、自分の行動とカード選択、そして他のプレイヤーの動向観察によって様々な思考が巡ります。

ゲーム自体は凄く単純で、材料を集めて薬を作るだけなんだけれど、ここに読み合いの要素がドカンと入り込んでいてとにかくインパクトがあります。他のゲームでは中々味わえない濃厚な計画行動の快感が楽しめると思うんですよ。

このゲーム。2008年にはドイツ年間ゲーム大賞にノミネート止まりだったんですが、2015年のエキスパート部門でリメイクの「ブルームサービス」が見事大賞にかがやきました。それだけのポテンシャルがあると思います。

「ブルームサービス」ではボードを使う分他のプレイヤーの動向とがある程度計りやすく、そしてそこにどう差し込んでいくかという楽しさが追加されてまた違った楽しさがあるゲームになっています。どちらも同じメカニクスを使った別ゲーというかんじですので、両方持っていても損はないという感じですね。

割と素直に遊んでいても、堅実に遊んでいても楽しめる、開口の広いゲームであると思います。

読み合いの楽しさをさくっと味わえ、シンプルなルールでカジュアルに遊べながら、ガチでやりとりをするとこれ以上なくジリジリとしたプレイになるゲームです。

とにかく何度遊んでも飽きないゲーム、持っていて損はないゲームの一つではないかなと勝手に思っている所存です。米アマゾンを見ると390ドルで取引されていたりする地味にレアゲーになりつつありますし、人気の高さが窺えますね。日本でも流通はストップ気味ではありますが、根強い人気があるゲームだと感じます。

カードによる行動計画、読み合い、心理戦、軽くも遊べてガチでもやりとりできる。そういうゲームをお探しならまさにオススメだと思います。

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前魔法にかかったみたい
(Witch's Brew)
デザイナーアンドレアス・ペリカン
おすすめ度★★★★★ ルール難易度★★☆☆☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★★★☆
プレイ時間45分 年齢9歳~
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