高級感のあるタイルが雰囲気抜群の見た目にも楽しいファミリーボードゲーム「アズール」レビューと感想

ボードゲーム「アズール」は、陶磁のような高級感のあるタイルを取りながらボードを埋めつつ点数を獲得していく、見た目にも楽しいファミリーゲームとなっています。

ルール概要

手番ではテーブル中央にあるお皿からタイルを取ります。1つのタイルの1色を選択すると、その色のタイルを全てとります。そこに3個の青タイルがあり、それを選択したら青タイル3つです。

で、これをボード上に配置するわけですが、まずは準備用の左エリアに配置します。右エリアにはまだ配置できません。

左エリアにはそれぞれの段で配置できるタイル数が決まっていて、1つの段で1色しか配置できません。一度青のタイルを配置していたら、今後青のタイルを獲得した場合はそこへ。他の色のタイルは他の段へ配置します。

溢れた場合はマイナス点のエリアに配置しなければなりません。

場からタイルが全て取られたらラウンドが終了します。この時、左エリアで全ての枠が埋まった段があったら、それを右エリアの同じ段、同じ色へとタイルを1つ配置します。この時、列や段の状況によって点数を獲得することができます。

これを繰り返し、最終的に点数を最も獲得できたプレイヤーが勝利します。

ゲーム感想

まず見た目がなによりもキャッチー。高級感があって、つい手で触りたくなります。

ルールもシンプルで、どの色を、どの順番で取っていくのかを考えながら他人の行動も読む、なんて戦略性がありつつ、ファミリーゲームとしてお手軽に遊べる楽しさもしっかりあります。基本的にはパズルゲームな感じで思惑どおりに動けたかどうかで盛り上がれます。

ゲーム自体のプレイ感としては、どこか淡々としつつも他プレイヤーとの読み合いをじっくり、って感じで古き良きドイツゲームを思わせて逆に新鮮です。

絡みが強めで、どうしても他人の場と共通の場、自分のボードを全て見ル必要があるため、ゲーマーズゲームとして見ると少し負荷が高いかな、とも思います。ですが、ファミリーゲームとして、単純に綺麗にタイルが並べられたかどうかでワイワイするには程よく、良いゲームだと感じます。

もし、ゲーマーズゲームとしてガッツリやりたいならば二人プレイ、多くて3人までがオススメかな、といった所。4人プレイだとどうしても次手番まで場が動きつつ、見る要素が多く負荷が高くなります。

見た目に豪華でキャッチー、長く遊べるボードゲームを探しているなら本作はオススメです。