やり込むほどに楽しさがにじみ出るカードゲーム「ラミー17」レビューと感想
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名前 | ラミー17 (Rummy 17) |
デザイナー | ライナー・クニツィア |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 20分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~6人 | BGGスコア | 6.3/10 (7票) |
「ラミー17」ってどういうゲーム?
「ラミー17」の紹介
カードゲーム「ラミー17」はそのラウンド点数になる条件を睨みながら上手く手札を調整しながらカードを出していく読み合いが楽しいゲームとなっています。
ゲーム概要
ラウンドが開始されると、今回のゲームで点数になる条件が提示されます。「あがり」なら単純に一番にあがれば点数、「ラン最多」ならランという役を一番出せている人が点数などなど。つまり何も考えずカードを出していても点数にならないわけです。
手番ではまずカードをドローします。山札か、捨て山か。山札からドローした場合、他のプレイヤーに捨て山からドローする権利が与えられます。欲しい人は机をノックしてカードを引けます。
次に役(メルド)を出すかどうかを決めます。同じ色で階段なら「ラン」、違う色で同じ数字なら「セット」となります。この時、既に自分の前にメルドが一つでも出ていたら、他のプレイヤーにも付け足す形でカードを出す事が可能です。
最後に手札から一枚カードを捨てて手番が終了となります。
これを繰り返して、いずれかのプレイヤーが手札を全て無くしたらゲームが終了となります。
あまった手札はマイナス点になるため、上手くカードを減らす事が大切になります。
ゲーム感想
非常にシンプルなカードゲームであり、淡々としているといえば淡々としていると言えます。
じゃあ面白くないのか? といえばそうではなく、ゆるっとした戦略性を感じ、じわじわっと楽しさがこみ上げてきます。カードを手繰りながら、他のプレイヤーは何を求めているのか、どう点数を獲得しようとしているのかというのが「見える」ので、それを知った上で自分がどう動くのか。
場札が見えるだけでここまで戦略性があるのかという驚き。ゲーム的な感覚はなんとも麻雀的というか、遊びながら戦略を構築していく楽しさがあります。
さらに面白いのが、カードを他人の場札に足せるという事。これによって相手の場札に影響を与え、場合によっては点数を消すことができます。ゲームが進むにつれて自分の手札も処理していかないといけないのでそれもまた悩ましい。
そういうわけで、実は中々に絡みが強いゲームとなっています。カジュアルにも遊べるんだけれど、本作の本領はゲーマーズゲームとして遊んだ時なのかなと感じます。お互いがお互いの手札を読み、場札を読み、終了タイミングを読み・・・。そういう何重にもある読み合いの中で点数をジワジワ獲得していく。そういう所にワクワクするという方にはピッタリかなと思います。
非常にプレイ層の幅が広いゲームなのかなと感じます。プレイ人数も多いですし、長く遊んでいけるものだと思います。ただ、ダウンタイムが長めなのかなとも感じますので四人くらいまでがベストだと個人的には思いました。
名前 | ラミー17 (Rummy 17) |
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