ダンジョンから脱出するのは俺だ! 財宝を集めて奔走するパーティーゲーム「ドラコン」レビューと感想
2016/01/21
NEWS : ボードゲームを横断検索して探せるツール「ボードゲーム通販横断検索するやーつ」を作りました。
名前 | ドラコン (Drakon) |
デザイナー | トム・ジョリー |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★☆☆☆☆ |
プレイ時間 | 20~60分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~6人 |
「ドラコン」ってどういうゲーム?
「ドラコン」の紹介
ボードゲーム「ドラコン」は、ドラゴンが済むダンジョンに潜り込んだ冒険者達が捕まり、ドラゴンの戯れによって一番財宝を集めた物だけを脱出させるというバックストーリーが中々に効いているタイル配置系のパーティーゲームです。
手番では自分のキャラクターを移動させながらタイルを配置していきます。このタイル、キャラクターが乗る度に能力を発揮するわけですが、コレが中々に強力な物がおおいです。
瞬間移動は当たり前で他の人から財宝を奪ったり部屋が動いたりします。
こういった特殊能力の一つ一つによって中々に盛り上がる展開になります。こういったアクションによってダンジョンが分裂したりしますが、それも気にせずどんどんゲームを進行していくというおおらかさが何とも良いですね。
また、ドラゴンも同時にダンジョン内を徘徊しており、プレイヤー達の行動によって色々な動き方をしていきます。
そういった一つ一つの要素がなんとも盛り上がります。特殊能力はどれも強力で子供が盛り上がる物ばかり。推奨年齢は10歳とありますが、八歳くらいから遊べると思います。テーマもなんというか男の子向きですね。ドラゴンから逃げるというちょっと後向きなテーマですが。
ちなみにドラコンというのは女のドラゴンらしいです。ドラゴンはその巣に財宝を集めるというのがお決まりですが、その財宝を集めていくわけですね。
基本的なシンプルなテーマでお手軽に楽しめるのが良いですね。ただ、財宝の奪い合いがちょこちょこ発生するために泥沼な展開になりやすいです。ゲーム自体は着実に終了に向かうため際限なく超時間化されることもありませんが、担ジョンの作り方によっては本当にさくーと終わってしまって特に面白みのないまま終わったりもしてしまいます。
ここらへんを許容出来るかどうかという所ですね。
また、フィギュアが全て無彩色のものなので、どれが誰のものなのかが非常にわかりづらい。せめてやっぱり色は変えて欲しいところです。ここらへんのプレイアビリティはちょっと低いのが残念ですね。
とはいえ好きな人は好きなゲームだと思います。テーマとそのおおらかさに惹かれたら遊んで見るのも良いのかなと思います。味のあるゲームです。
名前 | ドラコン (Drakon) |
デザイナー | トム・ジョリー |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★☆☆☆☆ |
プレイ時間 | 20~60分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~6人 |
似ているボードゲームのレビュー
「テイク・イット・イージー!」: ★★★★☆
デザイン:ピーター・バーリー
どんなゲーム:タイル、ボード、シンプルなルール、タイル配置、同時アクション、セットコレクション、パーティーゲーム、ファミリーゲーム、子供でも遊べる、知育
プレイヤー:1~8人・10歳~
1994年ドイツ年間ゲーム大賞:ゲーム部門推奨リスト入り
「ローゼンケーニッヒ」: ★★★★☆
デザイン:ディルク・ヘン
どんなゲーム:カード、ボード、シンプルなルール、陣取り、移動・運搬、直接攻撃、二人対戦
プレイヤー:2~2人・10歳~
「スクラッチハウス」: ★★★★☆
デザイン:kuro
& Manifest Destiny
どんなゲーム:タイル、パズル、ネットワーク、移動・運搬、建築、箱庭、拡大再生産、同時アクション、ワーカープレイスメント、同人
プレイヤー:3~4人・10歳~
ゲームマーケット:2015年・出品
「魔法のラビリンス」: ★★★★★
デザイン:ディルク・バウマン
どんなゲーム:タイル、ダイス、シンプルなルール、移動・運搬、ファンタジー、記憶、すごろく、ファミリーゲーム、子供でも遊べる、知育
プレイヤー:2~4人・6歳~
2009年ドイツ年間ゲーム大賞:子供大賞