誰が財宝を得るのか! 誰が何処まで残り遺跡に潜るのかのチキンレース!「インカの黄金」レビュー
2016/01/21
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名前 | インカの黄金 (Incan Gold) |
デザイナー | ブルーノ・フェイドゥッティ
アラン・ムーン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★★☆ | 知略・思考要素 | ★☆☆☆☆ |
プレイ時間 | 20分 | 年齢 | 8歳~ |
プレイ人数 | 3~8人 | BGGスコア | 6.84/10 (6313票) |
「インカの黄金」ってどういうゲーム?
「インカの黄金」の紹介
インカの黄金は、遺跡に潜る探索家となり様々な障害を乗り越えて財宝を集めるゲーム。
まず、全員が遺跡に潜るか、去るかを選択する。その後で潜る人がいたら山札からカードをめくる。この時財宝カードがあれば、全員で山分けする。これは獲得できるわけではなく、今後遺跡から去る選択をすると確定となる。山札には崩落、虫、ゾンビなど様々な障害カードがあって、潜り続けて同じもの二枚出ると探索失敗。全ての財宝を失う。どのタイミングで遺跡を去るのか。全員でのチキンレースが熱いタイトルです。
財宝を山分けする、というのが凄く効いてて、例えば「14」という大きな数字が出ても、潜ってる人が5人居ると一人あたり財宝は2個しか貰えず、あまりの4は中立でプールされます。この中立もどんどん合算されていって、誰がもらうのかというと遺跡を去る人から先着順。どこまで潜るのか、いつ去るのか。その選択のチキンレースです。ずっと潜り、他のプレイヤーがある程度いなくなった状態だと加速度的に財宝が手に入ります。
あとは特別な財宝とかそういうのもあるのですが、基本的にはそんな感じ。すごく簡単ですし、同時アクションにて潜るかどうかを決めるので人数に左右されなく遊べるのが良いです。盛り上がります。
基本的に素直なチキンレースなので、途中で誰かが大きく勝つと追いかけるのが相当難しい、というのはありますが、単純な度胸試しとしては大変おもしろいゲームだと思います。カードを使うというのも良くて、残りの枚数を見つつどうするか悩めるのがまたヒリヒリして良いです。
私はこういうゲーム、いつまでも潜って大抵失敗するので負けるのですが、好きなんですよね。大勝負に出て全部ふいにしてしまうタイプです。でも好き。
基本的にはパーティーゲームでしょう。勝ち負けにこだわる人にとっては運の要素が強すぎ、誰かが一人頭抜けると追い越せないので、残りのゲームに面白みが感じられなくなるかもしれません。場に出されるカードに一喜一憂、ワクワクドキドキ、そういうのが楽しめる方は、お勧めです。カードゲームのわりに若干場所を取るので、そこはちょっと注意ですね。
眼前の利益にどう動くのか。人間の射幸心をなんともくすぐるゲームだと思います。同時アクションというのも良いですね。もっと行こう、もっと行こうとどんどん進んでしまいます。そしてやられちゃう。
名前 | インカの黄金 (Incan Gold) |
デザイナー | ブルーノ・フェイドゥッティ
アラン・ムーン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
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