VR空間の迷宮を現実に組み立てろ! 新感覚協力パズルボードゲーム「アニュビスの仮面」レビューと感想
2016/06/24
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名前 | アニュビスの仮面 | デザイナー | 濱田隆史
下嶋健司 |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★☆☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 30~60分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~7人 |
「アニュビスの仮面」ってどういうゲーム?
「アニュビスの仮面」の紹介
VRボードゲーム「アニュビスの仮面」は専用のスマートフォンアプリから見える景色だけをヒント迷宮を組み上げて完成させる新感覚のゲームになっています。
ゲーム概要
プレイヤーの誰かがスマートフォンを仕込んだスコープで実際に迷宮の中を確認します。制限時間がありますので、その間に見える場所に何があるのかを自由にしゃべります。
壁にある石像、壁画、花、壁そのもの、廊下がどれだけ続いているのか、モニュメント、などなど。迷宮には様々なものが設置されているのです。
それを聞いた他のプレイヤーは、その人がどこにいるのか、周りに何があるのかをタイルを組み合わせて迷宮を実際に組んでいきます。
制限時間が過ぎたら、次の人にスコープを覗く役を交代し、これを繰り返します。
スコープを覗いていた人は出来上がった迷宮を触ることはできません。
迷宮を組むタイル類は余分にありますので、視点が変わるごとに新たに組み上げ、最終的に合体するというようにすると良いかと思います。
最終的に答え合わせをばらばらだった迷宮の断片を組み合わせ、きちんと答え通りに組み上がっていれば目標達成となります。
ゲーム感想
ボードゲーム☓VRという事で話題を集めた本作。実際遊んでみても非常に面白く、新鮮な体験をすることが出来ます。
ルール自体は非常に簡単。けれども言葉の伝達とはかくも難しいものなのかと思わずにはいられません。こういったタイプのゲームは多いですが、視界が3Dとなり実際に体を動かすとなると、一気に情報量が増えるのですね。
「真正面に犬がいる、右には壁と花、あ、正面は二回くらい進める。あ!? なんかいる!! なんか通った!?!?」
みたいな阿鼻叫喚が展開され、皆がそれに振り回されて盛り上がります。スコープをつけている人を傍からみるのも笑えてきますが、人間の素の反応が垣間見れ、それもまた面白い。
スマホを使っていますので、音楽、音声による案内もプレイアビリティと没入感を高めてくれます。
せっかくVRを使うのだから、色々なギミックを盛り込みたいというのが人情であるとは思うのですが、そうではなく、しっかりとシンプルに、誰にでもわかりやすいように作られているのが非常に好感が持てます。
問題も沢山用意され、難易度にも幅があるようですし、かなり長く遊べる作品となっておりますね。見た目にもインパクトがありますし、興味を持たれる事も多いです。
文句なく誰にでもオススメできる、ファミリー・パーティーゲームだと思います。パズルゲーム好きな方にもオススメ。間違いなく盛り上がる、そんな作品です。
名前 | アニュビスの仮面 | デザイナー | 濱田隆史
下嶋健司 |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
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