シンプルなルールにギュッと知略戦の魅力が積み込まれた「宝石の煌き」レビューと感想
2016/01/21
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名前 | 宝石の煌き (Splendor) |
デザイナー | マーク・アンドレ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★★☆ |
プレイ時間 | 30分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.6/10 (16113票) |
2014年 ドイツ年間ゲーム大賞 | ゲーム部門ノミネート |
「宝石の煌き」ってどういうゲーム?
「宝石の煌き」の紹介
とにかくそのコンポーネントにまずワクワクする。しっかりしたカードに、宝石を模したポーカーチップ。こういうのっていいですよね。プレイヤーは宝石商になり、宝石を仕入れ、自身の店を発展させていく。
アブストラク色が強く、とにかくルールがわかりやすい。それが読み合いを加速させつつ、リソースである宝石チップの種類がゲーム展開を複雑にさせていく。ルールがわかりやすいからこそ、コアである読み合いにどっぷり浸かる事が出来る良ゲームです。テンポもかなり早く、ぽんぽん手番が進んでいく。
手番でできる事は4つ。宝石チップを三枚別々に取るか、4枚以上ある同色チップから二枚同じのを取るか、発展カードを買うか、発展カードを手札としてストックするか。この4つのアクションが複雑に絡み合い、濃密なゲーム時間を過ごすことが出来ます。
遊んだ後にその充実感を実感しつつ、時間的にはそんなに経っていないのでもう一回、もう一回と遊ぶことが出来、ゲーム自体も準備時間がかからないのでさっくり初めてさっくり閉める事ができますね。
このゲーム、他人に鑑賞できるようで中々出来なかったりする。中長期的な計画を読み合いつつ、自分の勝ち筋を目指すのが吉かなという感じ。
いかに土壌を作るのか
発展カードは宝石カードにより購入するが、この発展カードがそのまま宝石カードの変わりに使える。赤発展カードを4枚あると、それが必要な発展カードはノーコストで購入できる。そうなってくるとどんどん発展カードの購入のラッシュが起こってきて、ゲーム展開がどんどんテンポが早くなっていく。ここが面白い。
どこまで土壌を構築し、どこから勝ち筋へ向かうために点数を狙っていくのか。ここの読み合いがとても面白い。誰がどのタイミングで走りだすのか、前半と後半でガラリとゲームの色が変わる。
また、発展カードに必要なリソースも、結構差があったりして運の要素もわざと入れ込んできているのも面白い。そこで先述したアクションのジレンマがやってくる。最後までヒリヒリとした緊張感が持続して、いつの間にか相手に先んじられている。思わずリプレイを要請してしまう。
この、土壌をコントロールしてどんどんテンポが早くなっていくゲームって、大抵の場合街づくりゲームとかに多くて、でも色んな要素が絡んできて初めて遊ぶとこの部分の快感って味わいにくい物が多い。最後を見据えて自分の思い描くゲームメイクへと持っていく詰将棋感、相手の動向に気を配りつつ自分の手番をどう動かすかっていうヒリヒリ感。ボードゲーム初めての人もがっつりそういう部分を味わえる良いゲームだと思います。
デザイナーのインタビューも見つけた。中々興味深い話をしている。
名前 | 宝石の煌き (Splendor) |
デザイナー | マーク・アンドレ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★★☆ |
プレイ時間 | 30分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.6/10 (16113票) |
2014年 ドイツ年間ゲーム大賞 | ゲーム部門ノミネート |
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