ワインを作ろう！　素直なワーカープレイスメント「ヴィティカルチャー」レビューと感想と和訳ルール

ワインを作りながら生計をたてよう！　というわけで、かなり目的がわかりやすいワーカープレイスメントゲームです。まずコンポーネントが結構豪華。

ぶどうを育てるために必要な機械類やその他建物が一つ一つ木ゴマでしっかりと作られています。もうこの時点でワクワクしますね。お金はなんとずっしり金属。キックスターターで豪華版だとこれになるんでしょうか。他のレビューサイトだと厚紙だったりしましたので。

ワーカーを置く共通ボードは、基本ルールだと春・夏フェイズ、秋冬フェイズに半々で分かれていて、それぞれでできる事が違います。春・夏にぶどうを植えたら、秋・冬に収穫。そういう感じですね。季節の移り変わりでできる事が変わるというのが凄く直感的でわかりやすいです。ワーカープレイスメントとして、アクションも定まっていて目的も基本的にぶどうを作ってワインを生産していく事なので迷うことも少ないです。

そうやって一ラウンド一年としてどんどん回していくわけですが、最後にはこういう感じでワーカーが入り乱れます。一個のアクション最大三ワーカーまで置けてるわけですが、プレイヤーは全員一回り大きなワーカーを所持していて、どうしてもやりたいアクションはこの大きなワーカーで行うことが出来ます。

ワーカーを増やすのもそこまで大きな金額が必要なわけではありませんし、ご飯や徴収などに追われる事もありません。なんとも放牧的でワイン作りに集中できるのが良いですね。

基本素直なワーカープレイスメントですが、特殊な能力カードがあって、これがちょっとした刺激になっています。様々な効果があって、これを上手く使う事でどんどんプレイが加速していきます。これは良いですね。基本的にワーカープレイスメントは時間がかかりますが、これによってゲームが凄くテンポよく動きます。多人数だと流石に時間がかかりますが、四人くらいまでだと一時間から一時間半くらいで終われるでしょう。

ぶどうを育てて、収穫して、ワインにして、熟成させる。その一つ一つが凄く直感的で楽しめます。畑にどのぶどうを植えるのかを悩むのも楽しいですし、どうワインにするのかもやっぱり楽しいです。色々な楽しみ方が出来る良いゲームですね。