ルールが追加されていく楽しさと発展の期待値がたまらないボードゲーム「チャーターストーン」レビューと感想
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名前 | チャーターストーン (Charterstone) |
デザイナー | ジェイミー・ステグマイヤー |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★★★☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 45~75分 | 年齢 | 14歳~ |
プレイ人数 | 1~6人 | BGGスコア | 8.2/10 (3021票) |
BGG重量 | 2.8/5 |
「チャーターストーン」ってどういうゲーム?
「チャーターストーン」の紹介
ボードゲーム「チャーターストーン」は回を重ねるごとに村が発展し、ゲームルールや要素自体が追加されていくレガシータイプの対戦ボードゲームです。
ルール概要
プレイヤーたちは王様に命じられて、基本施設以外なにもない村へと派遣され、区画をそれぞれ与えられます。村を発展させ、誰が一番貢献したかを競いつつ、プレイヤーたちは切磋琢磨していくことになります。
プレイヤーは手番にワーカーを1体マップ上の施設へと配置します。施設ごとに効果があり、コストを支払いその効果を得ます。既に施設が他のワーカーで占領されていた場合は、そのワーカーを持ち主のプレイヤーに返して自分のワーカーを配置します。この点が他のワーカープレイスメントとちょっと違いますね。手番で手元にワーカーが1体も無い場合、何もせず、ボード上のワーカーを全て手元に戻します。
施設にはお金を得る、資源を得る、建物を立てると言った村を発展させるために必要な要素の他に、木箱を開封するという一風変わったものがあります。
この木箱の開封が重要で、これによってゲームに要素が追加されていきます。ゲームルールが追加されたり、新た目標が公開されたりと内容は様々な。何が出るかわからないびっくり箱的な楽しさがあります。
建物カードはシールになっていて、建物を建築すると、ボードに建物シールを直接貼り付け、今後その場所に永久的に固定されます。次のゲームでもその建物を使用していくことになります。
それぞれの区画が発展して便利になっていく村を眺めつつ、どの行動を選択していくのか、が非常に重要になってきます。
ゲーム感想
本作は十数回にも渡りプレイし、村を発展させていく対戦型のレガシーボードゲームです。基本的にはシンプルなワーカープレイスメント。いや、シンプルすぎるワーカープレイスメントです。他人がワーカーを置いていても自分のワーカーを配置できるし、資源の獲得も微量で、ラウンドで進行する進歩も遅い。拡大再生産の気配を感じるような、感じないような。
と、そんなことをしていると、木箱の開封がちょろちょろと始まります。そこからの展開の変化が格別に面白い。
え、こんな建物が!? ルールが追加されるの!! 変なの出たー!!と、ゲーム中の変化がぐんぐん出てきます。また、ゲーム終了時にも様々なサプライズがあり、早く次にいきたい!という気分になります。
1ゲームも短めで、サクサクっとプレイできつつ徐々にルールが追加されていきますので、ほとんど負荷がありません。
同じレガシーシステムの「パンデミック:レガシー」との違いを説明しますと、協力ではなく対戦、村開拓ゲーでキツさはなくほのぼの、少しファンタジーテイストで何が起こるのかわからないワクワク感、数十個の木箱を開けることのサプライズ感、面子の固定は推奨されているが毎回面子が入れ替わっても大丈夫、オートマルールによるノンプレイヤー行動ルールがある。
といった感じでしょうか。パンデミックレガシーとは完全に別のゲームになっていますので、安心して楽しむことができます。
何を言ってもネタバレになるため、ゲームの内容に深く踏み込めませんが、木箱を開けるたびに盛り上がり、それによるルール変化への対応が楽しいゲームです。ゲーム終了の得点計算すら、プレイヤーに任される事があり、その自由さ、柔軟さに驚かされます。格別なゲーム間違い無し、ですのでぜひとも遊んで貰いたいなと思える作品でした。
名前 | チャーターストーン (Charterstone) |
デザイナー | ジェイミー・ステグマイヤー |
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