ファンタジーベースの特殊効果ドンパチポーション取引ボードゲーム「プロスペクツ」レビューと感想と和訳ルール
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名前 | プロスペクツ (Prospectus) |
デザイナー | チャド・クリザン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 120~180分 | 年齢 | 8歳~ |
プレイ人数 | 3~4人 | BGGスコア | 7.6/10 (35票) |
BGG重量 | 2.5/5 |
「プロスペクツ」ってどういうゲーム?
「プロスペクツ」の紹介
ボードゲーム「プロスペクツ」は、ファンタジーが舞台のポーション取引がテーマとなっていて、魔術師だからこその特殊効果をうまく使いお金をやりとりし、一番のポーショントレーダーになることを目指すゲームです。
ルール概要
プレイヤーの手番はいくつかのフェイズに分かれており、舞台となっている評議会への商品の納入、ポーション取引、スペルカードのキャストといったそれぞれのフェイズで行動をしながらターンをこなします。
評議会納入フェイズでは常にポーションを欲しており、そのポーションを納入することにより、お金と、それぞれのポーションに与えられた特殊効果を発動する事ができます。さらなる金額を得たり、取引をこのタイミングでできたりと効果は様々。
ポーション取引フェイズでは現在のレートに合わせてポーションを売り買いする事ができます。
スペルカードキャストフェイズではプレイヤーは手持ちのカードをどう使うかを判断しなければなりません。スペルカードを発動する、捨て札として割り込みタイルを使用可能にする、捨て札として再度取引をするを選べます。スペルカードには今後のポーション価格レートを操作するものを中心にこれまた様々な物があります。
これらのフェイズが経過したらポーションの価格レートが変更されるフューチャーカードの実行フェイズに入ります。ボードの右下に並んだカードにある通りのポーションキューブを用意し、水晶球というプラスチックボールに投入します。途中に間仕切りがあり、いくつかのポーションが途中で引っかかるようになっており、出てきたポーションキューブによってレートが変化します。
そうやってレートが変動した後、もう一度ポーション取引フェイズが行われ、プレイヤーの手番は終了します。
他にも割り込みタイル、評議会の祝福、配当金、ポーションの倍加など。様々なルールが用意されており、それらを上手く駆使し、効率よく金額を増やしていって一番金額を稼いだプレイヤーの勝利となります。
ゲーム感想
株ゲーをペースにフレーバーをファンタジーにすることで、特殊効果ましましのハチャメチャトレードゲームとなった本作。
価格レートが面白いほどに変動し、自分の番になるまでにどう価格が変動していくのかを睨むのが楽しいゲームとなっています。こう書くと株ゲーとして読み合いの楽しさがなくなるんじゃないのかな、と思うかもしれませんが、基本的なゲーム部分はかなりシンプルに作られています。
プレイヤー達も魔術師であり、未来予言ができるという設定で、今後四ターン程度の価格変動がある程度正確に読めるようになっています。
だからこそ、この予定を自分だけが利益になるように魔法を使って操作する、という要素が組み込まれ、一味も二味も違ったアレンジが加えられているわけです。
一度ゲームを始めてみたらかなりシンプルに、淡々とゲームが進むなとまず感じると思います。数ターンが経過した所で、いや、これは魔法をどう効率よく組み合わせコンボしていくかのゲームだなと感じ始め、最終的には独特の場読みを体感できるでしょう。
ただちょっとアイコンがわかりづらく、カードにも効果文が書かれていないのでちょっと手間取る所も。
さらには用意されてる金額チップが1、5、25、100、500という日本人的にはなんとも扱いづらい間隔で設定されています。なのでお金は別途チップなどで代用した方がいいでしょう。
というわけでちょっと引っかかる部分もあるものの、ゲーム全体としては個人的にはフレーバー合わせて結構好きです。特殊効果もハチャメチャに見えてなかなかにバランスが取れているのでは。
可愛らしい見た目も合わせて、なかなかインパクトのあるゲームだと思います。株ゲー好きな人には変わり種、もしくはちょっと変則的な特殊効果ゲーとして面白い作品なんではないかと思います。
名前 | プロスペクツ (Prospectus) |
デザイナー | チャド・クリザン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
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