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助けてー!! ポテトマーン!! 緩い見た目とうらはらなガッツリゲーマーズゲームのトリテカードゲーム「ポテトマン」レビューと感想

      2016/01/21

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前ポテトマン
(Potato Man)
デザイナーギュンター・ブルクハルト
ヴォルフガング・A・レーマン
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★★☆☆☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★★★☆
プレイ時間40分 年齢10歳~
プレイ人数2~5人 BGGスコア6.67/10 (375票)
2014年
ドイツ年間ゲーム大賞
ゲーム部門推奨リスト入り

「ポテトマン」ってどういうゲーム?

「ポテトマン」の紹介

カードゲーム「ポテトマン」は、ゆるゆるな見た目と裏腹なガッツリとしたトリックテイキングルールのゲームとなります。

ゆるっとした見た目がかわいいですよね。皆ポテトです。スート毎に様々なポテトがいます。

プレイヤーは配られたカードをスタートプレイヤーから順番に一枚ずつプレイしていきます。一巡したら一旦そこでやめ、勝敗を決めます。この一巡をトリックと呼び、これを繰り返すルールをまとめてトリックテイキングと称します。本作はそんなトリックテイキングをちょっと変わった形で採用したゲームとなります。

普通はスタートプレイヤーが出した柄と同じものしか出せないのがトリックテイキングの基本ですが、本作では逆で、「他の人が出した以外のスート」を出すというマストノットフォローのルールが採用されています。つまり、他の人が緑と青を既に出していたら、自分は赤と黄色しか出せなくなっちゃうというわけですね。

これがまた非常に面白い。

そしてそのトリックで数字が高い人が勝者となり、プレイした色と同じ袋カードをゲットします。袋カードが点数となり、カードに書かれている袋の数がそのまま勝利点になります。

これを繰り返していって一番勝利点が高い人が勝ちとなります。

さて、表題になっている「ポテトマン」は黄色の1~3の三枚です。1~3なので数字的には弱く、基本的に勝てません。ただし、赤の中にいる高い数字であるポテトキングが来た時だけは違います。ポテトマンはポテトキングを打ち倒し勝利するのです。

ポテトキングが出てきた時の盛り上がりは異常です。「たすけてーポテトマーン!!!」と何故か盛り上がります。ゆるふわなイラストも相まってなんだか笑えます。

これだけでも中々にテクニカルなのですが、実はこのゲーム、カードが出せなくなったらその瞬間に手札を全て開示してラウンドを強制的に閉じることが出来るのです。つまり手札の不利をさっさと解消してゲームを閉じてしまう事が可能。「いやー今回は手札がつよいぞー」なんて思ってたら初手で「ないです」といわれてカードが全部配り直しに。なんて事も発生します。

というわけで、非常にがっつりなゲーマーズゲームである本作。トリックテイキング好きには勿論、経験値ゲームが好きな人にもお勧めですよ。テンポの良いトリックテイキング独特の楽しさと、場を読み切る楽しさがマッチしていると思います。その分手軽さはちょっとないかなと思いますがしょうがないといった所ですね。

緩い見た目と裏腹なガッツリ経験値ゲーム。一度遊んでみてはいかがでしょうか。その性質上、プレイ人数は四人以上、できれば五人居るとさらに楽しくなるかなと思います。三人だとおそらくぼんやりしたゲームで終わる可能性があるかなと感じます。楽しいゲームですよ!

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前ポテトマン
(Potato Man)
デザイナーギュンター・ブルクハルト
ヴォルフガング・A・レーマン
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★★☆☆☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★★★☆
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