強力なおっさん達が商館立てつつ覇権を競う「マルコポーロの足跡」レビュー
2016/06/17
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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | マルコポーロの足跡 (The Voyages of Marco Polo) |
デザイナー | シモーン・ルチニー
ダニエル・タシニ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 40分 | 年齢 | 12歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 8/10 (5589票) |
BGG重量 | 3.2/5 | 2015年 ドイツ年間ゲーム大賞 | エキスパート部門推奨リスト入り |
「マルコポーロの足跡」ってどういうゲーム?
「マルコポーロの足跡」の紹介
マルコポーロの足跡は、ダイスをワーカーとして使うワーカープレイスメントのゲームです。ゲーム自体は典型的な依頼達成物という感じ。
ラウンドの最初にダイスを振り、そのダイスをアクションマスに乗っけるとその効果が発動します。出目によって効果がアップします。他の人が先に行ったアクションに関しては、追加で置く出目分のお金を支払えば行う事が出来ます。しかしこのゲーム、中々お金を回すのが大変。四マス進むのに12金とか必要なのですが、それを稼ぐにも中々一苦労です。また、道によってはリソースとしてラクダが必要だったり、海を渡る必要があったりします。
移動し終えた街には商館を設置する事が出来、以降そのアクションが行えるようになります。街には大きな街と小さな街があり、小さな街はラウンド開始時のサプライに、大きな街はアクションが開放される仕組です。ゲーム開始前にプレイヤーはそれぞれ目的地カードを貰っており、指定された街に商館を設置すると数に応じた勝利点がもらえます。その他にも勝利点を貰えるアクションや街がありつつ。純粋に依頼タイルもあって、指定したリソースを消費すれば点数と場合によっては追加リソースを貰えたりします。
依頼や街にあるアクションはゲーム毎に別々の物が出てリプレイ性があります。
基本的にはそれだけなのですが、アクションの前後に追加アクションが出来たり、マップ上で開放されたアクションは一人しか出来なかったりと微妙にルールに枝葉が多い印象。ツォルキンと同じデザイナーと聞きますが、スッキリとしたルールという印象はありません。
また、ゲーム開始時にプレイヤーはそれぞれ特殊な能力を持っていて、それがゲームに彩りを添えます。ダイスがワーカーなのに出目を自由に変えられるものや、瞬間移動する奴、移動したところにポコポコ商館を設置できる奴や、他人がリソースを得ると自分も貰える、分身するなどなど。一人一人がかなり強力な能力を持っていてなんとも面白いです。このキャラクター選択からゲームが始まっている。最近特殊能力もって始まるゲームが多いですね。流行ですかね?
まあ、そのキャラクターが全部おっさんなんですが。「商館建てまくるオッサン」とか「ありがとうおじさん」とか「ダイス目選べるおじさん」とかもう言霊力やばいですよね。
能力がかなり強力なのに、なんだかんだでバランスが良くゲームは進んだ印象があります。ただ、移動系おっさんがかさなると相当にきつい印象があります。
ゲームとしては基本的に路線を決めてそのためにリソースをひたすらに稼ぐ形のゲームなのかなと思います。ラウンドの最初にとりあえずやりたい事をやって、後は次のためにリソースを稼ぐ。あと何回か遊ばないとハッキリとした攻略方法は思いつきませんが、キャラクター選択がキモなのは確かですね。
ゲームは5ラウンドしかなく、その中で目標を達成するのは中々に難しいです。リソースのコントロールが何よりも物をいうでしょう。カツカツのワーカープレイスメントながら、どこか窮屈じゃないのは、追加リソースを払えばアクションは問題無くできるというのがあるからでしょうか。スタートプレイヤーも結構ぐるぐる回っていくので、ゲームに変化が出てきて面白いです。
ワーカープレイスメントの中では結構好きな部類です。面白い。
※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | マルコポーロの足跡 (The Voyages of Marco Polo) |
デザイナー | シモーン・ルチニー
ダニエル・タシニ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 40分 | 年齢 | 12歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 8/10 (5589票) |
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