チップを組み合わせてアクションをしろ! アクションコントロールがキモの移動・運搬系ゲーム「シベリア」
2016/01/21
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名前 | シベリア (Siberia) |
デザイナー | ライナー・シュトックハウゼン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★☆☆☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★★☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 60分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 6.91/10 (222票) |
「シベリア」ってどういうゲーム?
「シベリア」の紹介
「シベリア」は各地に埋蔵されている各資源を掘り起こしてお金を稼ぐゲームです。
マップ上には様々な資源が散らばっていて、そこに移動していって埋蔵されている資源をピックしレートによりお金に変換していきます。
マップ上、レート表上に自分のコマを複数置き、それらを移動させたりすることによってどんどん資源をお金に換えるという処理が加速していく感じですね。高額資源は数が少なく、低額資源は数が多いなどといった感じで、どう戦略を組み立てていくのかが重要です。
さて、それではどの資源を掘るのか、どう移動するのかといった各アクションですが、それらは全てチップで行います。
チップは様々あり、それぞれの柄がそれぞれのアクションに対応しております。これらを袋から引き、ボードに配置していくことによりアクションを行う事が出来ます。
基本的にチップ2つを使えば一個のアクションが出来ます。特殊な六角形チップを使うとアクションにある2つの穴の内1つを埋めて一枚のチップで今後アクションが出来るようになるといった要素もあります。そのためどのアクションを今後多く行うのか。そこを見極めて穴を埋めつつチップを引いてきてそれをコントロールする。というのが重要になってきます。
なのですが、このゲーム、本当に全てのアクションがチップによって決まるので、中々戦略を立てられず、かなり手なりでやっていく形になりがちです。カードゲームのように、ある程度出されたカードを見つつ軽いカウンティングなどが基本的にできないので引いてくるチップをコントロールする事もできません。さらにはマップ上の資源を掘りきるとマップ上のプレイヤーコマも除外されますので、一番手のプレイヤーの邪魔をしようと動いても自分のコマまで除外される危険性があるので一緒にズリ落ちる結果に。
手なり感が強く、一位を止める手段がかなり限られる上、かなり運の要素が強いという感じです。
プレイ感も全体的に軽く、時間がかかるわりになんだかパッとしないという印象がかなり強い感じです。マップ上にコマが動き回りますが、特に陣取りというわけでも、エリアマジョリティというわけでもないのでなんともソロゲー感が強いですね。
同じ作者で「オルレアン」というゲームがありますが、そちらは自分のチップデッキを構築していくという要素が追加されかなり洗練されている印象でした。
ボードゲーム「オルレアン」レビュー|Board game every day
こちらはオルレアンの前という事で、そういう意味でルールの流れを読み取れるような気がして貴重なゲームではあるのかなと思います。
名前 | シベリア (Siberia) |
デザイナー | ライナー・シュトックハウゼン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★☆☆☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★★☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 60分 | 年齢 | 10歳~ |
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