交渉と魔法が鍵の数字比べゲーム「七人の賢者」レビュー
2016/01/21
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名前 | 七人の賢者 (Die Sieben Weisen) |
デザイナー | ライナー・シュトックハウゼン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 90分 | 年齢 | 12歳~ |
プレイ人数 | 3~5人 | BGGスコア | 6.01/10 (288票) |
「七人の賢者」ってどういうゲーム?
「七人の賢者」の紹介
策略と交渉、そして運がものを言う変則数字比べゲームという感じです。私は結構好きですが、コツを掴むのにちょっと時間がかかりました。
プレイ人数は3~5人となっていますが、特に面白いのは五人プレイでしょう。五人でやるというのが大切です。この時点でちょっとハードルが高めですね。
まずは戦場が開示されます。戦場には2つの得点チップが置かれている他に、賢者の優先順番があります。賢者は七つ。この得点チップは戦場で勝利を収めた「同盟の中で上位の賢者の順番」に獲得していきます。
そう、このゲーム、点を取るには2つの同盟に分かれて戦い、見事勝利してしかも上位賢者を取る必要があります。3人同盟は強いですが最下位は点が取れない、二人同盟は苦戦するかもですが二人とも点が取れる。戦闘の方法は単純明快。カードには賢者の名前と数字が書かれていて、自分の担当する賢者のものを出していくだけ。あとは単純な数字比べ。高い数字を出せた同盟の勝利です。
じゃあ上位の賢者を取れば良いのか? というとそうではなく、手札運もそうですが魔法カードというものも存在します。魔法カードはそのまま特殊な効果を発揮するもので、場のカードを無効にしてみたり、自分の手札にしてみたり、賢者を入れ替えたり出来ます!
順列下位の賢者は次の戦場を選べたり、最初に次の賢者を選ぶ権利があるなど、様々なメリットがあります。
この魔法カードは負けた同盟のプレイヤーが獲得できます。どこで勝つか、そしてどこで負けるのか。どう勝ち馬に乗るのか、どう手札を整理していくのか。様々な思考を並列に行いながら戦況を見極めて動くことが大切な痺れるカードゲームになっています。戦闘に使うカード自体も数字を比べるという単純なもので、交渉と知略に集中できるのも良いです。
ちょっとコンポーネントのユーザビリティが低め
手札となるカードには背景色が塗られているのですが、それが賢者タイルや戦場タイルにある賢者名と対応していなかったりします。せめて賢者タイルは背景色もカードと対応してくれたらなと思いました。間違いなえように絵柄をよく見て遊ぶ必要があるでしょう。
遊んでいる途中私は一度完全に賢者を間違えてカードを一枚も出せず、他の人も賢者の順列を間違える場面がありました。
そこを注意して忘れないようにすれば、全体的にシンプルながら痺れるゲームになっていました。楽しいゲームです。
5/15 追記
再度プレイ。がっつりと交渉しつつ遊ぶとまた違う物が見えてきます。ひたすらにジレンマを突きつけてくるゲームですね。面白い。やはり5人ゲームでしょう。サクサクなプレイ感はありませんが白熱しますね。
カードのやりくりと言うより毎回全力で、なんとなく陣営が決まってくるのはまたそれはそれで面白い。ルールとして若干緩めな所も好みです。今のゲームではありえない緩さがあって、それがまた交渉を加速させます。良いゲームです。
名前 | 七人の賢者 (Die Sieben Weisen) |
デザイナー | ライナー・シュトックハウゼン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 90分 | 年齢 | 12歳~ |
プレイ人数 | 3~5人 | BGGスコア | 6.01/10 (288票) |
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