レストランは今日も沢山のお客さんで大忙し！　依頼達成とマネジメントが楽しいボードゲーム「ダ・ルイジ」レビューと感想

ボードゲーム「ダ・ルイジ」は、レストランに次々やってくるお客さんに料理を配膳して勝利点を稼ぐマネジメントが楽しい依頼達成のゲームです。

テーブルの中央には出来上がった料理が並べられていて、それぞれのプレイヤーの前には担当するお客さんがまだかまだか料理を待っています。

お客さんはそれぞれ担当した瞬間に発動する効果と勝利点、そしていつまで料理を待ってくれるかという時間が設定されています。

手番で出来る事は非常にシンプルで、料理をボードから受け取るか、お客さんを呼ぶかだけ。

料理をボードから取る場合は、取る場所によってまず時間が進みます。それだけの時間をかけて料理を作っているという感じですね。それからストックとして持っている物も含めてお客さんに配膳します。

お客さんを呼ぶ場合は山札からカードを引き、それを他人に任せるか自分で担当するかをまず決めます。そうやって他の人に一枚ずつ、自分に二枚と配ります。請け負ったお客さんの時間が既に担当しているお客さんの時間と被った場合、既に居るお客さんが前へと進んでしまいます。そうやっててんやわんやするのがこのゲームの楽しい所なわけですね。

お客さんの山札が切れたらゲーム終了。短い時間でさくっと遊べるゲームに仕上がっていると思いますよ！！

このゲーム、お客さんを誰に押しつけるか、という所で直接攻撃が発生します。どう考えても今の手持ちの料理で対処できないお客さんが居たりするとそれを押しつけちゃう事ができるわけですね。

大人が遊んでもちょっとショックが大きいので、子供が遊ぶ時は気をつけないと行けない要素だと思います。ルールを変更して、自分だけがそれを受け取る、といったような形にした方が良いかと思います。八歳から遊べるとありますが、八歳が遊ぶにしてはちょっと要素が多いかなという印象。もう少し年齢が高め、10歳くらいからが適正かなと思います。

とはいえ、やってくるお客さんはバラエティにとんでいますし、様々な特殊効果はハプニング感があって盛り上がります。お客さんの押し付け合いの要素も、楽しめるメンバーで遊べるなら盛り上がるでしょう。

シンプルなルールで誰でも遊べるゲームに仕上がってはいますので、カジュアルに遊べる作品です。

袋からどの料理が出されるのか。どんなお客さんを押しつけられるのか、それらをどうマネジメントしていくのか。気軽に楽しめる分、ワクワクできるゲームです。個人的に、嫌いじゃないです。

直接攻撃も楽しめる方、シンプルな依頼達成タイプのゲームが好きな方、テーマにピンと来た方にはオススメです。