カラフルなガラス玉がかわいくてキャッチー！　だけど実は奥が深いアブストラクトゲーム「マンカラ」レビュー

マンカラは複数のポケットがあるボードを組み合わせ、そこに石をいれてそれを動かす事によって勝敗を競う、アブストラクトゲーム。運の要素が一切無く、戦略が物を言います。

今回遊ばせて貰ったのは四人用のマンカラ、マンカラパーティー。普通は二人で対戦する形ですが、四人で遊ぶ為、若干戦略要素は薄れているのかな？　けれどもボードを組み合わせて色々な形にして、沢山のルールで遊べるためアブストラクトゲームが好きな人はお勧めかも知れません。

木でできたシッカリとしたコンポーメント、キラキラと見た目に楽しいガラス玉がとってもキャッチーです。

マンカラには100種類以上のゲームルールがあるらしく、その中で割とポピュラーなのが「カラハ」という遊び方らしいです。今回私が遊んだのもこのカラハの四人版。

それぞれのポケットには三つずつガラス玉が入ってて、自陣地にあるポケットから全て取る。次に時計回りにポケットに一つずつガラス球を入れていく。端にある２つ分の大きさがあるポケットはゴミ箱で、ここに置かれた石はもう動かない。これを全員が一回ずつやっていって、自陣地に石が無くなった人が勝ち抜け。というシンプルな物です。

遊んで見ると中々奥が深く、将棋やオセロのように、お互いの駒を取り合ったりするわけでもないので対戦なのにあまり息が詰まるような展開にはなりません。始終楽しくお互いの動きを予想しながら遊ぶ事が出来ます。

子供の知育にも良いという話をちょこちょこ聞きますが、なるほど、良いゲームです。将棋のようお互い面と向かって刺し合いするわけでもなく、けれども運の要素は一切無し。カワイイ見た目、シンプルなルール、覚える事が少ないのも良いですね。幼稚園や小学校に入りたてでも問題なく遊べるかと思います。それでいてここまでスッキリと、ルールがシンプルでまとまっているのは凄いですね。驚きです。

綺麗に手を終えると追加手番が貰えて連続で動けるなんて、アニメとかの特殊能力みたいでなんとも爽快ですし、コンボが決まるとそれだけで楽しくなります。

また、ルールがシンプルな分、自分達でルールを作って遊んでいくのもまた楽しいでしょう。子供はそういうのが好きですし、それに耐えられるだけのシンプルなゲームだからこそ、100種類以上ものルールが生まれたのでしょう。マンカラ、面白いゲームです。文句なくお勧めです。