その首飾りは私のものよ！！　セレブたちの優雅？　な戦い、お買い物ボードゲーム「メルカド」レビューと感想

ボードゲーム「メルカド」は、裕福層として様々な嗜好品を集めながら、価値あるものを多く所有しようとする裕福層たちの争いがテーマのお買い物ゲームです。

ルール概要

プレイヤーたちには袋が配られます。中には様々な色のチップが含まれています。それぞれ種類が違うコインを表しています。

テーブル中央には、様々な装飾品や香水が並んでいます。プレイヤーたちはこれらを購入するために競うことになります。

手番では基本的にコイン3枚を袋から引きます。この時、黒いコインが出たら、それは偽物です。即使用済みになります。それ以外のコインは、場にある商品いずれか1つに配置します。感覚的には入札に近いです。

商品にはそれぞれ購入するためのコインの組み合わせがあり、それを支払いきれれば購入する事ができます。それに満たない場合は、とりあえず一部だけ支払い、次のラウンド移行に複数回に分けて支払っていくことになります。

他プレイヤーも同じことをやっていき、見事購入できたプレイヤーがその勝利点と副次効果があればそれを獲得します。2番めに多く入札していたプレイヤーは、印章チップがもらえます。これは手番でのドローに追加ドローできるものです。

これを繰り返して、勝利点ボードを一周したプレイヤーが勝利します。

ゲーム感想

基本的には袋からコインを引いて、それを配置してお買い物していく、というシンプルなゲームになっています。

これが悩ましく、楽しい。

ちょっと懐かしいドイツゲーム感を味わいつつも、他人とのスパンの長い競り合いをしていく。たまらないですね。

黒コインが出たらちょっとアンニュイ。いろいろなコインが出たらどこに投入しようか迷っちゃう。

戦略もいろいろあって、香水は基本勝利点が0だけれど、その分強力な効果があったりします。

入札二番手の人は勝利点はもらえませんが印章がもらえます。これによってドロー数が増えますので、これを狙い負けるとわかっている商品にもちょっと手を出してみる、というのも十分友好。

真のお買い物上手を目指した裕福層たちの戦い、って感じで、私はとても好きなゲームでした。ちょっと好みは分かれるとは思うんですが、雰囲気も含めて、独特の遊び味があるゲームでしたよ。面白いです！