カードの出しあいによるバッティングとスキルの打ち合いがたまらないカードゲーム「アルマ」レビューと感想

カードゲーム「アルマ」は様々な種族のカードセットを使って数字比べをする、バッティングとスキルの打ち合いが楽しい戦略ゲームとなっています。

ルール概要

プレイヤーはそれぞれ担当種族のカードセットを受け取ります。カードは1~10があり、それぞれにスキルが割り当てられています。

ゲームが始まるとこの10枚の中から、ゲーム中にスキルとして発動させたいものを四枚選択して自分の前に伏せて置きます。

そうしたらゲームスタート。手札からカードを一斉に伏せて出し、順番にスキルを発動するかどうかを選択します。スキルには数字を増やす、減らす他にスキルを無効化させるものなどもあります。

こうやってスキルによって場の数字が動いた後で、全員が手札を開示。スキルを適応させた後の数字を比べて基本的には数字が一番高いプレイヤーが場の得点カードを取っていきます。

共通スキル、固有スキルを上手く使い分け点数を多く獲得したプレイヤーの勝利となる、シンプルながらスキルの応酬が楽しいゲームとなっています。

ゲーム感想

基本的にはオーソドックスなカード同時だしの数字比べゲームなのですけれど、これにスキルの応酬があってなんともエキサイティングなゲームとなっています。

まずゲームを始めたらどのカードをスキルとして伏せるのか。もちろん伏せると手札からなくなるのでゲーム中で使えなくなる。この選択がまず悩ましい。そしてゲームが始まると今度はこのスキルをいつ使うのか！

使ったスキルは今後使えなくなりますのでこれまた非常に悩ましいものとなっています。

特定の数字が強くなるラウンド、種族ごとの固有スキル、一度使ったカードは数ラウンド後に手元に戻ってくるなどなど、戦略性とリプレイ性抜群のルールがぎゅぎゅっとコンパクトに詰まっています。

シンプルなバッティングゲームでここまで戦略性が味わえるというのがなんともたまりません。

ゲームもほぼ同時進行ですのでだれることもなく、最後までゲームに参加できるのもいいですね。

カードも大きく、イラストもかっこいいのから可愛らしいものまで様々。スキル応酬の派手さも相まってとても見た目に楽しい作品となっているかと思います。

種族ごとのスキルといっても、ほとんどが全員同じ共通スキルで構成されていますので、カードゲームにありがちな「たくさんのスキルを覚えないといけない」といったこともありません。

バッティング、スキルの応酬という事でTCG系ゲームが好きな人と相性が良いのかなと思いました。カジュアルにもゲーマーズゲームとしても楽しい作品になっているのかなと感じました。楽しいですよ！