かわいいパンダがもりもり笹食うファミリーボードゲーム「タケノコ」レビューと感想
2016/01/21
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名前 | タケノコ (Takenoko) |
デザイナー | アントワーヌ・ボウザ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 45分 | 年齢 | 8歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.36/10 (12466票) |
「タケノコ」ってどういうゲーム?
「タケノコ」の紹介
ボードゲーム「タケノコ」はかわいいパンダ駒が動き回る中で竹を育てたりフィールドを広げたりするファミリーゲームになっています。
写真は今回遊んだ巨大版。巨大版への言及は他でやるとして、今回はゲーム自体のレビューと感想にしたいと思います。
テーマとしては、日本が中国との有効の証として送られた神聖なる動物を御世話する庭師になるという、日本人からするとブラックというか、ニヤリとするものになっています。庭師はせっせと竹を作り、パンダは黙々と笹を食べるというなんともかわいらしく、同時にどこかおかしなゲームに仕上がっていると思います。
まず、中央に池タイルがあり、ここからフィールドが広がります。カルカソンヌのようなタイル配置ゲームなわけですね。タイルを配置するルールは基本的に地続きで他のタイル二つと隣接していれば良く、開始タイルである池やそこから引っぱった水路に隣接していると竹が自動的に生えてきます。
水がひっぱられた土地に庭師を動かせば竹が生え、竹が生えた土地にパンダが移動すると竹を食べる。基本的には直感的でシンプルなルールをしています。
そしてこのゲームの目的はパンダの御世話と庭の手入れと竹の育成、というわけでそれぞれに対応した三種類の目標カードがあります。パンダが食べた竹によって点数になったり、土地を整備したら点数になったりと基本的に全ての要素がポジティブに働きますので家族で楽しく遊ぶ事が出来ます。
一見パンダが竹を食べるのはお邪魔要素に見えますが、このゲームではあえてポジティブな要素をとして受け取っているのがユニークだと思います。
また、手番の最初にはサイコロを振り、それによって様々なイベントが発生します。それらも特に不利益が発生することなく、メリットのあるものですので楽しくサイコロを転がす事が出来ます。
依頼カードはそれぞれ手元に隠し持っていますし、お互いが邪魔をするような要素は特にないです。何かを失ったり相手を攻撃するといった要素もないため、そういうった事に敏感な人でも楽しく遊べるでしょう。
タイルには効果がついているものがあったりして、それもまたゲームに変化をもたらします。毎回変わるマップ、色々試せる戦略と、何度も繰り返し楽しめる配慮が嬉しいですね。
ゲーマー的に見ると、効果が変わりすぎるサイコロ、引いた瞬間に達成できる可能性のある依頼達成カードとちょっとランダム要素が多く真剣に取り組む人には逆転要素が大きすぎるように感じるかと思います。ファミリーゲームとして、家族や友達と軽く遊ぶのに適しているゲームといった所でしょうか。
かわいいゲームはもちろん、ほどよく戦略的なゲームを楽しみたい、子供と一緒に遊ぶゲームを探しているという方にはピッタリな作品ではないでしょうか。竹を育てるだけで楽しくなってくるゲームです。お勧めですよ。
名前 | タケノコ (Takenoko) |
デザイナー | アントワーヌ・ボウザ |
---|---|---|---|
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