狂気の館を探索する、クトゥルフ系協力RPGボードゲーム「マンション・オブ・マッドネス第二版」レビューと感想
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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | マンション・オブ・マッドネス第二版 (Mansions of Madness: Second Edition) |
デザイナー | |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★★★☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 120~180分 | 年齢 | 14歳~ |
プレイ人数 | 1~5人 | BGGスコア | 8.2/10 (11548票) |
BGG重量 | 2.7/5 |
「マンション・オブ・マッドネス第二版」ってどういうゲーム?
「マンション・オブ・マッドネス第二版」の紹介
ボードゲーム「マンション・オブ・マッドネス第二版」は、皆で協力しながら事件の謎を解き明かしつつ、それぞれのキャラクター特徴を生かした戦略、そしてなにより運が必要なクトゥルフ系RPGです。
ルール概要
プレイヤーたちは能力に差があるキャラクターたちを割り当てられ、それぞれが洋館を探索することになります。
手番では基本的に移動し、探索し、イベントを解決し、敵に攻撃を試みます。
全員が手番を終了すると敵側が行動してきます。敵はいわゆる人や、ゾンビといったものではなく、よくわからない異形、かつ見ただけで狂気に陥る存在です。なので、彼らと相対するキャラクターたちは精神をすり減らしていきます。
自身の生命力、そして精神力をリソースとして削りながら装備や証拠を整え、事件の真相を明らかにし、そして解決するのがプレイヤーたちの目的になります。無事、生き残れたらゲームに勝利することができます。
本作はストーリーをコンピューターが担当し、専用アプリをスマートフォンなどにインストールすることによって進行されます。相手が何をしてくるのかわからない恐怖をプレイヤーたちも感じながら、先の見えない館を探索する楽しさが味わえます。
ゲーム感想
ながらく流通が滞っていた「マンション・オブ・マッドネス」が第二版という形でリリースされました。これまでは面子の1人がGM役、つまり敵側となって進行していましたが、本作ではそれをコンピューターが担当。物語にナレーションがつき、雰囲気バツグンのゲームプレイが味わえるようになっています。
基本的なシステムはオーソドックスなRPG。手番で移動して、イベントがある場所でそれを解決。装備を獲得して自身を強化し、生み出される異形たちを撃破しつつ進みます。
お互いが近くにいれば協力し合うこともできましょうが、それだと間に合わない。ときには単独行動も、また必要になります。
ゲーム中にはパズルチックな謎解きもあったり、新たな試みが多く存在します。
とはいえ、それがプレイアビリティの上昇につながっているか? と言われれば少し疑問。選択肢を間違えた時に後戻りできなかったり、状態異常になった時はメッセージが出るだけで、具体的にどういった処理を行えばわからなかったり(別途ルールブックを参照する必要がある)。もう少しどうにかできなかったかな・・・、と思う点も多々ありますが、実験的な試みとしても本作の持つ意味というのは大きいかなと思います。
ちなみに、このメーカー「ファンタジーフライト」さんの最近の作品には、こういったアプリを使用してプレイするゲームがいくつか出てきています。今後の作品展開によってこのスタイルの問題点もどんどん解決していくといいなあ、と思いますね。
少しのミスが文字通り命取り。数時間をかけて取り組んでゲームオーバーは当たり前。そんな強烈な難易度を雰囲気バツグンで楽しめる本作のファンは多く、フィギュアが多いのもあって流通が一度途絶えると中々手に入らなくなると予想されます。クトゥルフ系ゲームに興味がある方は、ぜひとも一度は触ってみることをオススメしますよ!
※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | マンション・オブ・マッドネス第二版 (Mansions of Madness: Second Edition) |
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