一人で行くか、皆でいくか・・・ジレンマとダイス運を天秤にかけるゆるキャン△フレーバーダイスゲーム「ふるキャン△」レビューと感想
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名前 | ふるキャン△ (Furu-camp) |
デザイナー | |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 30分 | 年齢 | 14歳~ |
プレイ人数 | 3~5人 |
「ふるキャン△」ってどういうゲーム?
「ふるキャン△」の紹介
ダイスゲーム「ふるキャン△」は友達を誘いながらキャンプにいくか、それとも一人でいくかを選択しながら、いかにキャンプ場を楽しみつくすかを競う、ジレンマとダイス運に翻弄されるゲームとなっています。
ルール概要
プレイヤーたちは初期キャラクターとして部員カード1枚を持っています。ここから一緒にキャンプを誘う部員を誘ってもよし、一人で楽しむためにさっそくキャンプ場に出かけるのもよし、となっています。
本作はアニメ・漫画作品の「ゆるキャン△」が意識されていて、どのスタイルでキャンプを楽しんじゃうか! というのがゲームの戦略性として落とし込まれています。
まず、今回行くキャンプ場が公開されます。本作はダイスゲームで、キャンプ場の特徴がダイス目のお題としてあらわされます。低い目でそろえたほうがよかったり、連番が重視されたりといった具合です。
手番では、ほか部員を誘うか、キャンプ場にいくかを選択できます。部員にはそれぞれちょっとした能力があり、ダイスロールが有利になります。そろえればそろえるだけ、ダイスをコントロールできますので、有利になるといえるでしょう。
一方で、キャンプ場にいくと、ダイスロールを行ってお題に挑戦して得点を獲得します。このラウンド中はキャンプを満喫しますので強制的にパスをし続けることになります。
勘のいい方ならお分かりでしょうが、キャンプ場に先にいけばいくほど、そのキャンプ場のうまみを存分に体験できるのです!! 一人でさっさといっちゃってキャンプ場を思う存分味わうのか、それとも部員を誘って皆で広く楽しむのか・・・。
その選択肢が本作のキモとなっているのです!
キャンプ場に選択した場合、緑ダイス6つをロールします。このダイスロールは二回振りなおすことができます。出た結果から出目1つを選択して、同じ出目を振りなおすことになります。このとき、複数のダイスを振りなおすならそのままですが、1つしかないダイス出目を選択した場合、追加で赤ダイスを1つ加えて振りなおすことができます。
これに部員の能力を追加して、キャンプ場のお題をどれだけクリアしたかで勝利点を獲得します。
これにより、先にキャンプ場についたプレイヤーは簡単なお題で点数をとりやすく、後からきたプレイヤーは以前のプレイヤーが獲得できなった分(再度獲得できるようになるお題もあります)から勝利点を獲得します。
これを3つのキャンプ場で繰り返して、もっとも勝利点の高いプレイヤーが勝利します。
ゲーム感想
ゆるキャンフレーバーのゲームと聞いて、飛びつかないわけにはいかないのが私です。
一人で楽しんじゃうか、皆で楽しもうか。一人で楽しむならたくさんのお題へとすぐに挑戦でき、皆でいくと出遅れるけれど、同時にたくさんのお題を達成できる可能性がある・・・。
どのスタイルもそれぞれの良さがある・・・。
キャンプ場が公開されたら、それに合うように部員を調整するのも大切です。ダイスが少ないほうが有利なキャンプ場もあれば、沢山振るとよいのもあり。この選択肢、ジレンマ! けど最後にものを言うのはダイス運なんですよね。
シンプルながら、ダイスをコントロールする楽しさ、なにより元ネタを尊重したゲームプレイが楽しいです。
部員たちもなかなか個性豊かで、ちらほら元ネタを察せられるものもいたりします。
いやあ、同人ゲームってこうでなきゃね、と思います。きちんと戦略性もありつつ、運をコントロールする楽しさ、そして最後には結局1振りにすべてを込めるどきどき感を味わえますよ。
ダイスも沢山はいっていて、楽しいゲームです。おすすめ!
元ネタを知っているなら、マストバイだ!
名前 | ふるキャン△ (Furu-camp) |
デザイナー | |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
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