追いつけ追い越せラクダで競馬、誰でも遊べて盛り上がるパーティーゲーム「キャメルアップ」レビュー
2016/01/21
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名前 | キャメルアップ (Camel Up) |
デザイナー | シュテフェン・ボーゲン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★★★ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 20 − 30分 | 年齢 | 8歳~ |
プレイ人数 | 2~8人 | BGGスコア | 7.12/10 (6702票) |
2014年 ドイツ年間ゲーム大賞 | 大賞 |
「キャメルアップ」ってどういうゲーム?
「キャメルアップ」の紹介
キャメルアップはラクダレースを題材にした賭けゲーム。レース全体の勝ちと、中途中途の結果の順位を予想する。面白いのはレース全体の勝者と敗者を予測してどちらも同額のスコアになる所。
どのラクダがどう動くのかは色とりどりのダイスによって決定する。それぞれに1~3までの数字が振られていて、動き幅は結構無いように思えるが後述するルールでレースは予想外の展開を見せていく。
ゲームは「レグ」という単位で区切られている。ラウンドに近い概念だが、ラクダが一回ずつ全て動くまでの合間の時間を指している。ラクダを動かすかどうかは手番のプレイヤーが選択するアクションの一つなので、1レグが終わるまで何順もすることもある。
手番のプレイヤーは4つのアクションを行うことが出来る。「ラクダを動かすためにダイスを転がす」「ラクダをアシスト・邪魔をするためにコースにトラップを設置する」「このレグの1等・二頭を予測して賭けタイルを取る」「レース全体の勝者・敗者を予測して賭けカードを置く」
これだけ。とてもシンプル。けれどもこれがとてもレースを白熱したものにする。全てはダイス次第で決まる。それを誘導する事もできるが、それでもダイスによってどうにでもなる。まさに競馬を見ている気になりつつも、レグ毎にかけるという要素がある分楽しく盛り上がれる。
ラクダ同士が重なり動く
ラクダってのはたいそう力持ちのようで、同じマスのラクダはなんと一個に重なってしまう。その様はまさに圧巻。その状態の一番は最上にいるラクダだ。この状態で下のラクダが動くと、上も一緒に動いていくからたちが悪い。まるでロケットのブースターみたいに段階発射で一気に先へ先へと進んでいく。
ただし、それでレースが決まることもまた無い。トラップにより-1マス戻されると、一番上だったラクダはすっ転んで一番下へと一気に移動してしまう。そういう風にめまぐるしくラクダが入れ替わり、レースの予想が一気に崩れ去り、皆で慌てて賭けタイルを取ったりカードを置いたりと慌ただしく動くのが大変おもしろいゲームだ。
盛り上がれるパーティーゲームが欲しいなら
多人数で遊べ、大きなピラミットのコンポーネントが楽しく、ラクダが予想外の動きをするこのゲームはまさにパーティーゲームとしておすすめ。がっつり相手と腕を競うようなゲームではないので、ダイスの出目に一喜一憂皆で楽しくわいわい遊べる。
逆に、腕を競って一番になるようなものが好きならこのゲームはあまり起きに召さないかもしれない。あまりにも運に左右される部分が多すぎるからだ。
ただし、他人よりも早く戦況を見極めてベットする楽しさ、そしてそれが正解だったときの達成感というのもまた格別なので、一度はチャレンジしてみると良いかと思う。
名前 | キャメルアップ (Camel Up) |
デザイナー | シュテフェン・ボーゲン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★★★ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 20 − 30分 | 年齢 | 8歳~ |
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