村を広げて探索し、物語が紡がれるアドベンチャー要素がたまらなく楽しいボードゲーム「アボーヴアンドベロウ(Above and Below)」レビューと感想
NEWS : ゲームマーケット支援ツール「ゲームマーケットチェックするやーつ」を作りました。
名前 | アボーヴアンドベロウ (Above and Below) |
デザイナー | ライアン・ローキャット |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★★☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 90分 | 年齢 | 13歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.7/10 (2525票) |
BGG重量 | 2.6/5 |
「アボーヴアンドベロウ」ってどういうゲーム?
「アボーヴアンドベロウ」の紹介
ボードゲーム「アボーヴアンドベロウ(Above and Below)」は建築をしたり商品を収集しながら、地下を探索し様々なイベントをクリアしながら村を大きくしていくことが目的のアドベンチャー要素のあるゲームです。
ゲーム概要
プレイヤーはそれぞれ個人ボード、村人タイル、家カードなどを受け取ります。これらがプレイヤーの村となり、ゲームの目的はこれらを増やし、勝利点にしていくことになります。
手番では村人を疲労させ、建築、探索、収穫といったアクションを実行していきます。ゲームには様々な建築物や村人が登場し、どれを選択していくのか、どう組み合わせるのかが重要になってきます。
また、建物の中には商品を生産ものがあり、そこから魚やツボ、鉱石といったものを収穫し個人ボードにコレクションしていくことで点数をさらに獲得していくといった要素もあります。
本作の魅力はなんといっても「探索」アクションで行えるアドベンチャー要素です。探索を受け取ると貰える探索カードには、ダイス目とそれに対応する数字が6つ描かれており、それを見ながら一つダイスを振ると、例えば「145」なんて数字が出るわけですね。
そうしたら手番プレイヤー以外がその出目に対応した部分を読み上げます。そこにはちょっとしたストーリーが描かれていて、選択を迫られます。基本的にはどの選択にも探索値という難易度みたいなものが設定されていて、そこに送り込んだ村人能力によって探索の成果が変わります。
探索によって紡がれるストーリーはその時その時でどんどん変わり、それによって得られるリターンもまた、千差万別。村を大きくしながら、地下を探索し、上へ下へ、「アボーヴアンドベロウ(Above and Below)」に貴方の村を拡大していきましょう。
ゲーム感想
基本的にはシンプル目な拡大再生産ながら、勝ち負けだけではなく、プレイからつむがれる物語が魅力的な作品です。
村を大きくし様々な施設を整えながらお金を用意し、村人を訓練しつつ出来る事を拡大しながら地下へと探索していく。それによって村は大きくなり、豊かになる。そんな壮大なゲームプレイと、かわいらしい絵柄がなんとも上手くマッチしております。
ガッツリと戦略的に行動しつつも、運の要素の非常に大きな物語要素。その一見アンバランスな組み合わせが本作の大きな魅力とリプレイ性を生み出しています。
気になる物語要素はその数で200個以上、その選択肢まで含めると500通り以上にもなるでしょう。ましてや、一回のゲームプレイでは同じ番号は出ない仕組みですので非常に満足度が高くありつつも、他の選択肢、番号が気になって仕方がないのです。
というわけで、本作はがっつりとボードゲームボードゲームしつつも、他とは違う物語要素を楽しめる一粒で二度おいしいを体現したようなゲームとなっております。
正確に勝ちを狙っていく、がっつりと様々なメカニクスが組み合わせらた重ゲーが好き! という方には合わないかもしれませんが、ゲームを遊びながらわいわい楽しむような方には強くオススメできる作品です。面白いですよ!!
名前 | アボーヴアンドベロウ (Above and Below) |
デザイナー | ライアン・ローキャット |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★★☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 90分 | 年齢 | 13歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.7/10 (2525票) |
BGG重量 | 2.6/5 |
似ているボードゲームのレビュー
「カルカソンヌ:スターウォーズ」: ★★★★☆
デザイン:クラウス=ユルガン・レード
どんなゲーム:タイル、シンプルなルール、タイル配置、陣取り、建築、SF、チーム、ファミリーゲーム、子供でも遊べる
プレイヤー:2~5人・7歳~
「アブルクセン」: ★★★★☆
デザイン:ミヒャエル・キースリング
& ヴォルフガング・クラマー
どんなゲーム:カード、シンプルなルール、直接攻撃、絵・数合わせ、セットコレクション、パーティーゲーム、ファミリーゲーム、子供でも遊べる、メビウス頒布会
プレイヤー:2~5人・10歳~
「ウォーハンマー・クエスト:カードゲーム」: ★★★★☆
デザイン:ジャスティン・ケンパイネン
& ブレイディ・サドラー
& アダム・サドラー
どんなゲーム:カード、ダイス、ファンタジー、協力、ファミリーゲーム
プレイヤー:1~4人・14歳~
「スクラッチハウス」: ★★★★☆
デザイン:kuro
& Manifest Destiny
どんなゲーム:タイル、パズル、ネットワーク、移動・運搬、建築、箱庭、拡大再生産、同時アクション、ワーカープレイスメント、同人
プレイヤー:3~4人・10歳~
ゲームマーケット:2015年・出品
「サンクトペテルブルク第2版」: ★★★★★
デザイン:ベルント・ブランホーファー
& カール・ハインツ・スクミエル
どんなゲーム:カード、ボード、拡大再生産、豪華なコンポーネント
プレイヤー:2~5人・13歳~
同じデザイナーのゲーム
「アーティファクツ・インク」: ★★★☆☆
デザイン:ライアン・ローキャット
どんなゲーム:ダイス、拡大再生産、ワーカープレイスメント、アクションポイント、ファミリーゲーム
プレイヤー:2~4人・13歳~
「八分帝国:伝説 日本語版」: ★★★★☆
デザイン:ライアン・ローキャット
どんなゲーム:ボード、エリアマジョリティ、移動・運搬、ファンタジー、セットコレクション、ファミリーゲーム
プレイヤー:2~4人・13歳~