幽霊は多く語ってはくれない・・・。幻想的な推理ボードゲーム「ミステリウム」レビューと感想
2016/01/21
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名前 | ミステリウム (Mysterium) |
デザイナー | オーレクサンド・ネブスキー
オーレグ・シドーレンコー |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 42分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~7人 |
「ミステリウム」ってどういうゲーム?
「ミステリウム」の紹介
ボードゲーム「ミステリウム」は、幽霊側と霊能力者側に別れて事件を解決しようと取り組む協力ゲームです。
場には人物、場所、狂気という三つの要素がグループにわかれて配置されていて、それぞれプレイヤーの人数+1の数置かれています。それぞれの霊能力者に一つずつそれらが割り振られていて答えが各々異なるようになっています。例えば赤プレイヤーがおじいちゃん、調理場、ナイフという組み合わせが答え、黒プレイヤーがおばあさん、車庫、ハンマーの組み合わせが答えといった具合。
それに対して幽霊は全ての答えを知っている上で、それぞれのプレイヤーにその答えが導けるようにヒントを出す必要があります。ヒントに使うのは「dixit」のような曖昧で抽象的な絵が描かれたカード。花畑だったりハトが跳んでいる絵だったり、馬車が走っている絵だったり。そんなカードを好きな数プレイヤーごとに振り分けていって推理して貰います。
もちろんプレイヤーは答えなんて知りませんから、渡されたカードを元に色々考えるわけですね。背景色とか、雰囲気とか、つけている物とかとか。そうして見当をつけてどれが正解かと投票をしていく。というのが大まかな流れです。
全員が正解の組み合わせ見つけ出すと、ここからさらに真犯人を当てるフェイズに入り、最後の推理をしてからゲーム全体の答え合わせ。という感じになります。
幽霊側は基本一切喋ってはだめで、一見意味不明な抽象画カードでしかやりとりができないのでなんとももどかしいですね。そこが醍醐味なわけですが。幽霊側と探偵側でまったく別のゲームになりますので一粒で二度美味しいのは嬉しいです。
プレイ人数も多く、ちょっとした推理ゲームを遊びたいという方にはピッタリなのではないでしょうか。
とはいえ上手く指示が出せるかどうかというのは幽霊の手札次第ですので、どうしようも無い時はもうどうにもなりませんし、上手くピッタリきた時にはするっと進めますのでかなり運次第という感じもします。協力ゲームといいつつそこまで絡みも強くなかったりしますのでここは好みが分かれる所ですね。
思考系のゲームですので、ダウンタイムが発生するのですが、これが特に幽霊側が悩む事が多々あります。幽霊の方で悩まれると探偵側は待つだけになってしまったりしますので、時間制限などを設けると良いかもしれませんね。
抽象的なで幻想的な雰囲気、アートワーク、推理などの要素が好きな方はピンとくるのではないでしょうか。中々に不思議なゲームだと思います。
そこまでガッツリとした絵当て、推理ゲームではないのでガッツリ推理したい! 絵当てをしたい!! といった感じならdixitやスコットランドヤードの方をオススメといったような感じでしょうか。ほどよくそれぞれの要素をつまみ食いできるゲームです。ファミリーゲーム、パーティーゲームとしてどうぞ。
名前 | ミステリウム (Mysterium) |
デザイナー | オーレクサンド・ネブスキー
オーレグ・シドーレンコー |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 42分 | 年齢 | 10歳~ |
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