大理石を堀り神殿を建てつつ陣地の取り合いがいやらしい「ヘラス」レビューと感想
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名前 | ヘラス (Hellas) |
デザイナー | ステファン・ドーラ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★★☆ |
プレイ時間 | 45~60分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.2/10 (75票) |
BGG重量 | 3/5 |
「ヘラス」ってどういうゲーム?
「ヘラス」の紹介
ボードゲーム「ヘラス」は大理石を掘りつつ街を広げ、神殿を建築しながら勝利点を稼ぐ中で陣取りのいやらしさも存分に味わえるゲーマーズゲームです。
ルール概要
手番ではボード上部にあるアクションリストから自分の行いたいアクションを選択することでゲームが進行します。
面白いのは、一部のアクション以外は選択されると全員が行えるということ。家の配置アクションを行えば全員が配置するし、大理石を掘ると全員が掘る。
ボードには共通の得点源になるタイルがあって、そこに隣接した街がそれぞれ点数を出力します。なのでどれだけ1つの街に資源確保や点数得点の役割を与えられるか、がキモになってきます。
これを繰り返し、最も勝利点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
ゲームの感想
ジレンマ爆発、の手番順とアクション行動と陣取りが絡まったたまらない人にはたまらないゲームとなっています。
かなりアブストラクトチックで、経験値のゲーマーズゲームとなっています。
今このアクションをすると、あいつにこれをやられる、けれどももうリソースが限られている。うー。という悩ましさがひたすら味わえるゲームとなっており、繰り返すほどにスルメのような味わいがある作品だと思います。
基本的にはちょっと古いタイプのルールをしていながら、アクションを全員が行うという強烈な絡みによってむしろ新しさも感じますね。
ただ、先述しましたが経験値のゲームでもありますので、初めてやるとどうしていいのかわからず、街が分散してしまうとどのアクションをしてももうダメ、という状況にもなりがち。
そういった意味で相当ゲーマーズゲームであるといえます。
また、四人だとマップの広さがかなりギッチギチな上、手番が回ってくるのが遠いため自分の時にはもうかなり盤面が変わっている。という事もままあります。ベストは二人から三人かなあ、といったところ。こういったアブストラクトチックなゲームではありがちですけれどね。
強烈な絡みとゲーマーズゲーム、いやらしさとなにより見た目に惹かれたならかなりグッと来る作品です。繰り返しゲームを楽しみたいという人にはおすすめ。印象に残るゲームだと思います。
名前 | ヘラス (Hellas) |
デザイナー | ステファン・ドーラ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★★☆ |
プレイ時間 | 45~60分 | 年齢 | 10歳~ |
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