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鉄道づくり対戦ボードゲーム「ファーストクラス」レビューと感想

   

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前ファーストクラス
(First Class)
デザイナーヘルマト・オーリー
おすすめ度★★★☆☆ ルール難易度★★☆☆☆
運要素★★★☆☆ 知略・思考要素★★☆☆☆
プレイ時間60分 年齢10歳~
プレイ人数1~4人 BGGスコア7.7/10 (1388票)
BGG重量2.7/5

「ファーストクラス」ってどういうゲーム?

「ファーストクラス」の紹介

ボードゲーム「ファーストクラス」は様々なルールコンポーネントを組み合わせて何度でも楽しめるヴァリアブルなルールが特徴の列車・線路構築ゲームです。

ルール概要

プレイヤーはそれぞれ線路と列車を持ち、ゲーム中はこれらを伸ばし、勝利点を稼いでいくことが目的となります。

手番ではアクションとなるカードを1枚場から取り、それに書かれた内容を実行するだけ。これにより列車が伸びたり、線路が伸びたり、それぞれの車両のランクが上がったりと色々なことができます。

ラウンドごとに得点獲得やちょっとしたボーマスがあり、それらを見据えてゲームを進めていきます。指定ラウンド経過後、最も勝利点の高いプレイヤーが勝利します。

ゲーム感想

基本的なルール自体はシンプルなのですが、どのような戦略を取るのか、特に序盤の基礎をどう構築していくのか、というので頭を悩ませるタイプのゲームとなっています。

なかなかバブリーな設計となっていて後半にかけての得点がぐんぐん上がり、バブリーなのですが、その一方で大量にあるアクションのどれが優先順位が高いのかを判断できないと混乱しがち、というわけでどちらかというとゲーマーズゲームになっています。

本作はモジュラー形式を取っていて、複数あるルールを組み合わせて楽しむことができる、というのでなかなか特殊です。採用するモジュールを変更することにより楽しめるゲーム内容自体が変わる、というわけで何度でも遊べるようになっているわけですね。

1つの作品をどこまでも楽しんでやるぞ! という方には嬉しい作りになっていると思います。

一方で、本作はアクションをいかに効率よく実行できるか、が大切な作品になっています。せっかく大きく歩を進められるタイミングでも、線路自体が伸びていないので無駄になってしまう。というのが後半ではよくあります。ラウンドで得られるインカムを大きくしても、その最大値が決まっているので発揮されないもやもやを味わいがちかな、と思ったりもしました。それをコントロールするのが楽しい作品ではあると思うのですが、少なくとも初回プレイでは出て来るアクションが不透明すぎてどうしようもないのかな、とか。

ここらへん、モジュール形式の欠点でもあるのですが、モジュール同士でシナジーが発揮されづらい、というのはあると思うのですよね。相乗的に面白さが上乗せされてうわー!!やべー!!みたいな感動は残念ながら無いのかなというのが正直なところです。

また、どうしてもアクションの種類が多いので、プレイ時間に比べてちょっとルール量が多くなってしまっているのかな、とも。ルール自体はシンプルなんですけれどね。

と、少しさめたコメントをしてしまいましたが、列車が出来上がっていく事により、どんどんインカムが増えていくバブリー感はやみつきになるゲームだと思います。一時間という短い時間にこれでもかとルールが積み込まれ、濃密な展開が楽しめると思います。これからは重ゲーにも挑戦していきたい、という方にはお勧めな作品なのではないでしょうか。なるほど、話題になるのもわかるなといった感じです。

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前ファーストクラス
(First Class)
デザイナーヘルマト・オーリー
おすすめ度★★★☆☆ ルール難易度★★☆☆☆
運要素★★★☆☆ 知略・思考要素★★☆☆☆
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