線路を構築して加速度的に点を取れ! ワーカープレイスメントボードゲーム「ロシアンレールロード」レビューと感想
2016/06/17
NEWS : ボードゲームを横断検索して探せるツール「ボードゲーム通販横断検索するやーつ」を作りました。
※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | ロシアンレールロード (Russian Railroads) |
デザイナー | ヘルマト・オーリー
レオンハード・ロニー・オーグラー |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★★☆☆ |
運要素 | ★☆☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 90分 | 年齢 | 12歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.8/10 (7043票) |
BGG重量 | 3.4/5 |
「ロシアンレールロード」ってどういうゲーム?
「ロシアンレールロード」の紹介
ボードゲーム「ロシアンレールロード」は、それぞれのプレイヤーが線路を建設し様々な汽車を走らせ線路を建設しながら勝利点を稼いでいく典型的なワーカープレイスメントルールのゲームになっています。
中央に広がるのは巨大な共通アクションボード。ここにプレイヤーごとにコマを設置していきアクションを行っていきます。
アクションは基本的に線路を引く、特殊タイルをゲットする、お金を得る、汽車を得る、ワーカーを増やすといったシンプルな感じで大分別されそれが細かく別れている感じで混乱する事はあまりありません。線路を引くのにも特殊なリソースが特に必要無く、指定された所まで線路を引いて、そこまで汽車が行き来すればあらたな種類の線路が引けるようにナル。といったような感じ。
ワーカーも豊富にあり、色々な事ができるのも良いですね。コインも追加アクションが出来たりと非常に柔軟性が多いと感じます。
特に面白いのがこの個人ボードで、それぞれの線路に線路コマをおいていって、それによってどこまでどの線路を引いているのかがわかるようになっています。線路の種類によって点数が変わり、最後の白い大きなコマだと大量得点。さらに特殊タイルによって点数が跳ね上がり、さらに×2効果のタイルがあったりして、それらを組み合わせると一ラウンド毎に100点とか普通に出力したりします。
このゲーム、勝利点は基本的にラウンド毎の加点形式なので面白いようにインフレしていきます。そこがなんとも楽しく、大雑把に感じつつもバランスが割ととれていて面白いですね。最終的には150点と75点のまくり合いとか、よくわからないような状況になりボードのスコア表を普通に一周してたりします。このインフラ感は癖になりますよ!
プレイスタイルによって色々な事ができつつ、どの線路を延ばすのか、どう汽車を揃えて行くのかという悩み所も非常に楽しいゲームだと思います。研究のしがいがありますし、初めてでもそこまで難しく感じないほどよいルール量だと思います。
最終的にはあらゆるアクションスペースがコマで埋まっていたりして、こういうギュウギュウ感がなんとも良い感じですね。点数のインフラも限界に達してもうよくわからない状態になります。それでもゲームとして破綻していませんし、リプレイ性が非常にあるゲームだと思います。
ワーカープレイスメント、線路・汽車、といったゲーム的要素に興味がある方は勿論、そろそろ重たいゲームを遊んで見たいといった方にもオススメのゲームだと思います。爽快感がありつつも、ワーカープレイスメント独特の他のプレイヤーとの攻め合いも楽しめる良質なゲームに仕上がっていると思います。面白いですよ!!
※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | ロシアンレールロード (Russian Railroads) |
デザイナー | ヘルマト・オーリー
レオンハード・ロニー・オーグラー |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★★☆☆ |
運要素 | ★☆☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 90分 | 年齢 | 12歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.8/10 (7043票) |
BGG重量 | 3.4/5 |
似ているボードゲームのレビュー
「ダイスシティ」: ★★★★☆
デザイン:バンゲリス・バギアルタキズ
どんなゲーム:カード、ボード、ダイス、ネットワーク、建築、直接攻撃、拡大再生産、ファミリーゲーム
プレイヤー:1~4人・14歳~
「オーディンの祝祭」: ★★★★★
デザイン:ウヴェ・ローゼンベルク
どんなゲーム:ボード、ダイス、タイル配置、ワーカープレイスメント、ゲーマーズゲーム、豪華なコンポーネント
プレイヤー:1~4人・12歳~
「ツォルキン:マヤ神聖歴」: ★★★★★
デザイン:シモーン・ルーチニー
& ダニェル・タシニー
どんなゲーム:ボード、建築、ワーカープレイスメント、ゲーマーズゲーム、豪華なコンポーネント
プレイヤー:2~4人・13歳~
2013年ドイツ年間ゲーム大賞:エキスパート部門推奨リスト入り
「パーペチュアルライフ」: ★★★★☆
デザイン:Kuro
& Manifest Destiny
どんなゲーム:ボード、ワーカープレイスメント、ゲーマーズゲーム、同人
プレイヤー:3~4人・12歳~
ゲームマーケット:2016年・秋
「パゴダ」: ★★★★☆
デザイン:アーブ・ディー・ファラー
どんなゲーム:カード、ボード、シンプルなルール、建築、アクションポイント、二人対戦
プレイヤー:2~2人・8歳~
同じデザイナーのゲーム
「ファーストクラス」: ★★★☆☆
デザイン:ヘルマト・オーリー
どんなゲーム:カード、ゲーマーズゲーム
プレイヤー:1~4人・10歳~