お手軽に、しかしガッツリたのしめる町作り拡大再生産ボードゲーム「ダイスシティ」レビューと感想
NEWS : ゲームマーケット支援ツール「ゲームマーケットチェックするやーつ」を作りました。
名前 | ダイスシティ (Dice City) |
デザイナー | バンゲリス・バギアルタキズ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 45分 | 年齢 | 14歳~ |
プレイ人数 | 1~4人 | BGGスコア | 6.9/10 (1146票) |
BGG重量 | 2.1/5 |
「ダイスシティ」ってどういうゲーム?
「ダイスシティ」の紹介
ボードゲーム「ダイスシティ」はダイスによって各種リソースを獲得しながら自分の街を発展させていく拡大再生産ゲームです。
ゲーム概要
それぞれのプレイヤーに配られたボードにはカードと同じサイズで色々な効果が描かれています。配られたサイコロは五色あり、ボードのそれぞれの段に対応しています。これらを転がしてダイス目が確定したらそれをそれぞれの位置に配置します。
手番ではそれぞれのダイスを使ってカードの効果を使ったり、ダイスの位置をずらしたりといった行動をしながらリソースを増やしたり戦力を確保したりしながら街を発展させていくのが本作となります。
大量のカードによりどんどんボードは発展していき、軍事力を拡大するのか、リソース確保に走るのか、などなど、計画的に動くことによってゲームを有利に進めていきます。
獲得したカードはほぼ全てが建築物として機能し、ボードの好きな場所に配置できますので、自分のしたいように街を作っていける独特の楽しさがあります。
ゲーム感想
ドミニオン、街コロ、カタン、インペリアルセトラーズなどなど、拡大再生産系や構築系ゲームのエッセンスを少しずつ感じるお手軽ながらガッツリ楽しめる街づくりゲームに仕上がっています。
ダイスを使いますがそこまで運の要素は無く、ダイスの出目をコントロールする手段もありますのでうまくバランスが取られているなとまず感じました。
ルールも基本的にはシンプルで、ダイスを振る、そのダイスの色と出目に対応したカードが効果を発揮するという非常にわかりやすい構造でどのカードを獲得するのか、どこに配置するのかで楽しく考えることができるゲームになっています。
基本的にはリソースを集めて強力なカードを獲得してボードに配置。そのカードの効果をうまく使って点数を稼いでいくオーソドックスな拡大再生産ゲームから外れておらずボードゲームを始めての人でもスムーズに遊べます。
一方でこういったゲームでありがちな絡みの少なさは健在。ソロゲー感は否めませんが、そういった所もまた味でありますし、その分自分のしたい事ができますので個人的には楽しめました。
他人への攻撃要素はありますが、建物が壊されるといったことはなく、一時的に利用不可になる程度でありますし、手番ですることもダイスを5つどうにかするだけですのでそこまでダウンタイムも感じません。
カードは小さめな一方でボードは大きいので意外と場所を取りますので共通サプライである購入可能場札のテキストや他人のボードが確認しづらいといったマイナス点はあるものの、ゲームをしていれば慣れてきますし、ちょっとしたミスもすぐにリカバリーできる程度のゲーム難易度となっています。
総じて街づくり系のゲームが好きな人にはマストバイな作品に仕上っているんじゃないかなと感じました。街コロなどを遊びながらもう少し難しいゲームが遊びたい。カタンみたいなゲームで別のものを触ってみたいといった方にオススメかと思います。
ゲーム初心者も楽しめながら、ドミニオンなどの競技性が高いゲームが好きな人にもマッチする懐の広い作品です。面白いですよ!
名前 | ダイスシティ (Dice City) |
デザイナー | バンゲリス・バギアルタキズ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 45分 | 年齢 | 14歳~ |
プレイ人数 | 1~4人 | BGGスコア | 6.9/10 (1146票) |
BGG重量 | 2.1/5 |
似ているボードゲームのレビュー
「キャプテンズ オブ インダストリー」: ★★★★☆
デザイン:マイケル・R・ケラー
どんなゲーム:ボード、交易・売買、建築、拡大再生産、レート、ゲーマーズゲーム
プレイヤー:3~5人・13歳~
「フッチカート」: ★★★★☆
デザイン:フリードマン・フリーゼ
どんなゲーム:カード、パーティーゲーム、ファミリーゲーム
プレイヤー:3~8人・7歳~
「ルーンバウンド第3版」: ★★★★☆
デザイン:ルーカス・リッツシンガー
どんなゲーム:カード、ボード、フィギュア、移動・運搬、ファンタジー、RPG、アクションポイント、ファミリーゲーム
プレイヤー:2~4人・14歳~