海賊達の大脱出!! シンプルなカードによるやりとりがクセになる「カルタヘナ」レビューと感想
2016/01/21
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名前 | カルタヘナ (Cartagena) |
デザイナー | レオ・コロヴィーニ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 45分 | 年齢 | 8歳~ |
プレイ人数 | 2~5人 | BGGスコア | 6.72/10 (5990票) |
2001年 ドイツ年間ゲーム大賞 | ゲーム部門推奨リスト入り |
「カルタヘナ」ってどういうゲーム?
「カルタヘナ」の紹介
カルタヘナは脱出を試みる海賊達をテーマにしたシンプルなカード・すごろくという感じのゲームです。
まずタイルを自由に並べて一本道の脱出経路を作ります。次にカードを配って一人ずつこれをプレイしていきます。
脱出経路にはカードに対応したアイコンが書かれていて、カードをプレイすると海賊に見立てた自分のコマがそこに移動します。もし該当するアイコンが他のコマに既に占領されていたら次のコマまで一気に進む。1枚のカードで3タイル分移動しちゃうなんてザラです。
そしてカードの補充はコマを「他のコマ」まで戻す事によってドローする事が出来ます。この時二人居るコマまで戻ると二枚ドローできるのでお得。一箇所には三人までしかコマは居られないので、どうにかして三人目になるようにコマの動きをコントロールするのが戦略的で楽しいゲームですね。
基本的にはルールはこれだけ。この二つのアクションを一手番に3回まで行っていき無事手元にある海賊コマを全てゴールに導けば勝ちとなります。
最初は六個のコマをゴールさせるのは大変なのかと思っていたのだけれど、遊んで見るとなるほど、コマが経路に居れば居るほどコマの進み具合は早くなるので、きちんと収束する感じですね。カード運もありますが、それよりもいかに効率良くコマを動かすのか、ドローするのかというのが重要になると思います。
カジュアルに遊べつつも中々に戦略的。
ゲームの雰囲気も抜群で、海賊達が必死にボートへ駆け込んでいる様子が見て取れてなんとも賑やかで良い感じです。なんかこうパイレーツオブカリビアンのどたばた海賊達を思い浮かべてしまいますね。ゲーム全体も結構テンポがよくってさくさくっと遊べちゃいます。
あまり考えなくてもポンポンコンボみたいなことができますし、どこでドローするのか、どこまで進めて良いのかという思考が楽しくなるゲームだと思います。
攻撃要素がないため子供も抵抗なく遊べるでしょう。パーティーゲームとしても、じっくり考えるゲームとしてもオススメのゲームかと思います。
いくつかバリエーションがあるのでなんとも言えないところですが、私があそんだこのバージョンではカードがちょっと小さめですのでも少し大きい方がよかったなあという所があります。
また、ボードにより毎回マップが変わるといっても、ボードに描かれるアイコンの割合は一緒でその位置がランダム配置なだけで、繰り返し違うマップで毎回楽しさが変わる!! というわけでもないのが少し残念ですかね。ここらへんは仕方ない所ではありますが、あまりランダムマップである意義は感じないですかね。
とはいえ大変楽しいゲームであるには違いないです。単純なルール、短めな時間でまわせて5人まで遊べてじっくり考える事も出来るオススメしやすいゲームです。
名前 | カルタヘナ (Cartagena) |
デザイナー | レオ・コロヴィーニ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 45分 | 年齢 | 8歳~ |
プレイ人数 | 2~5人 | BGGスコア | 6.72/10 (5990票) |
2001年 ドイツ年間ゲーム大賞 | ゲーム部門推奨リスト入り |
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