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ダイスジャラジャラのお手軽チキンレースボードゲーム「スプーキーズ」レビューと感想

   

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前スプーキーズ
(Spookies)
デザイナーステファン・クロー
おすすめ度★★★☆☆ ルール難易度★☆☆☆☆
運要素★★★★☆ 知略・思考要素★☆☆☆☆
プレイ時間30分 年齢8歳~
プレイ人数2~5人 BGGスコア6.4/10 (100票)
BGG重量1.3/5

「スプーキーズ」ってどういうゲーム?

「スプーキーズ」の紹介

ボードゲーム「スプーキーズ」は、お化け屋敷を探索しながらどこまで深く昇っていけるかを競うダイスが沢山振る事のできるチキンレースゲームとなっています。

ゲーム概要

手番ではまずどのキャラクターを自分が担当するのかをダイスで決めます。その手番毎に違うキャラクターを使う事になるので、どのキャラクターが誰を担当するか固定になる、といった事はありません。

その後、お化け屋敷の次の階に上るために何個ダイスを振るのかを決めます。階毎に必要なダイス目が設定されており、5の階から次にいくにはダイスで6以上出さなくてはダメ、という具合。最低二個、最大四個振り、その中から大きい出目を二個選択して出目を確定します。

つまり、ダイス運に自信がなくても4個振ってもいいのです。これである程度成功できそうですね。ただし、その階を上ったときに得られるポイントチップの数は何個ダイスを振ったかによって決められています。最低数の二個で振ったら多く貰えるし、安全確実にいくとちょっとずつしか貰えない。どちらで行くのかちょっと迷う、そんな一瞬も楽しいですよね。

もしもチャレンジに失敗してもそこまでペナルティはありません。出目が足りない分階を下がってその分チップを落としちゃうだけですので、がんがんチャレンジしていけます。

ゲーム感想

非常にシンプルなダイスチキンレース。がんがんチャレンジしていって、失敗してもそこまでペナルティがないので、喪失感はなくひたすらバブリーです。どんどんボーナスチップが貰えちゃうので楽しくなってきます。

逆にいうと「今まで取った分がなくなっちゃうー」というドキドキさはないのですが、「ここでダイス二個を選択して9以上なら六個もチップが貰えるぜー」というワクワク感はかなりあります。性格もかなり出てきて、全体を通して着実にいくのか。勇気を出して大量点数獲得を狙うのか。どちらも楽しく、盛り上がれるゲームとなっています。

これ、単純にチキンレースゲームとして見ると「物足りない」ゲームではあると思うんです。リスクが少なくて、チャレンジすればいいだけじゃん。みたいな。けど遊んで見るとそうとも言い切れなくて、全員がそれぞれ右肩上がりで点数を稼いで行く中で、どれだけ加速できるかを競ってるみたいな楽しさがあります。

それに、いざというときにリスキーな選択をしてもペナルティが少ないって事は、もっと言うと「どんな選択をしても間違いじゃ無い」ってなると思うんですよね。これは子供に遊ばせても安心して任せられるってことでもあると思うんです。

子供がリターンに引かれて無謀な事をやっても、「あちゃー次がんばろうね」って言える。ショックもそんなに大きくない。けど成功したらむちゃくちゃバブリーにチップゲット。興奮間違い無しですね。

また、見た目上チップの数に差があっても、その実点数にはバラツキがあって、一概に有利不利はわからないんですよ。ここまた中々ニクい。最終的に点数計算してみたら結構僅差で、これまた子供が色々失敗してても「あ、結構点数あったね! これ二個くらいこうだったら逆転だった危なかったー」なんてやりとりが出来ます。

知育としては、ダイス特有の確立の「概念」の考え方も楽しく勉強できると思います。最初から二個で勝負にいくんじゃなくて、リターンがおいしくなるまで堅実に昇って、最後のギリギリで二個振ると確実にチップが貰える可能性が高いとか。どのタイミングまでは三個で行く、四個で行くとか。そういうのが自然に勉強できるようにレートが調整されているんです。流石ですね。

こういったタイプのダイスゲームは子供も遊べる、というものは非常に少ないですし、長く安定して遊べる作品なのかなと感じました。ゲーム初心者、盛り上がってゲームに取り組む方にもピッタリだと思います。ダイスも大きめだし木の手触りも抜群です。流石ハバ、非常にクオリティが高い作品だと思います。オススメですよ。

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前スプーキーズ
(Spookies)
デザイナーステファン・クロー
おすすめ度★★★☆☆ ルール難易度★☆☆☆☆
運要素★★★★☆ 知略・思考要素★☆☆☆☆
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