100円、500円、1300円・・・ゴチになりまーす!! 手軽に盛り上がれるカウント系カードゲーム「たのめナイン」レビューと感想
2016/01/21
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名前 | たのめナイン | デザイナー | dai
チカール |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★★☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 15分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~5人 |
「たのめナイン」ってどういうゲーム?
「たのめナイン」の紹介
カードゲーム「たのめナイン」は居酒屋にいって様々なおつまみを注文しながら誰かに支払いを押しつけるカウントアップ形式のゲームになります。
カードには様々な居酒屋メニューと値段が描かれています。カードの種類は100円~900円までのものの他に、お茶やお冷やがあります。これを手番で一枚プレイ。値段が書かれている物をプレイしたら、メニューと現在の合計金額を宣言します。それを繰り返していき「2000円」、「3000円」、「4000円」とキリの良い金額に出来たら「ゴチになります!」と宣言して前の人に場札を押しつけちゃいます。
既にだされているカードはプレイできないので、手札の運を見つつも上手くカードを処理していく事と同時に、上手くキリの良い数字をかわすようにカードをプレイする事が大切です。
また、9枚のカードを出す事が出来たら「たのめナイン」となり、自分以外の人にカードを押しつける事が出来ます。
最終的に手持ちのカード枚数がマイナス点となり、少ない人ほど支払金額が少なくてすんで勝利する。というわけで非常にシンプルなルールのゲームになっています。
居酒屋でメニューを頼むというなんともわかりやすいテーマと、ゴチによって支払いを任せるというのがなんとも気持ちよく、そしてパーティーゲームとして最適なものになっていますね。
本作はルールを見て分かるとおり、ちょっとした戦略性はあるものの、基本的には手札運によるカジュアルなゲームになっています。
運次第で技術力はあまり必要なく、だからこそ誰にでも楽しめるゲームに仕上がっていると思います。
合計を宣言しながら足していくというのはノイ、ポイズンなど似ていますが、きっちりの数字にすれば前の人に押しつけられるというポジティブなバースト的なルールが心地良いですね。
パスやリバースといった定番特殊カードもありながら、それはマイナス点になるなどのバランス感覚はさすがといった所。安定して面白く盛り上がるゲームだと思います。
わいわいがやがや、まさに居酒屋で注文しているような雰囲気で楽しめるのもテーマと合致していますし、ここまでカジュアルにまとめられていると運の要素も逆に楽しめる感じ。良いですね、楽しいです。
十歳からとありますが、足し算ができるなら八歳くらいからでも問題無く遊べると思います。難しい計算ではないですし、楽しみながらさんすうが出来ると思うとほどよい難易度とも思います。
居酒屋というテーマ、ポジティブなバースト、カジュアルにさくっと遊べるパーティーゲーム、ちょっとしたカードゲームにピンと来る方にはオススメです。
名前 | たのめナイン | デザイナー | dai
チカール |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★★☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
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