超変則的トリックテイキングゲーム!? カードゲーム「悪魔の針」レビューと感想
2016/06/17
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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | 悪魔の針 (Stichling) |
デザイナー | ラルフ・ツア・リンデ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 40分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~5人 | BGGスコア | 6.4/10 (90票) |
BGG重量 | 2.3/5 |
「悪魔の針」ってどういうゲーム?
「悪魔の針」の紹介
ボードゲーム「悪魔の針」は四箇所の場札置き場にカードを置いていく変則的なトリックテイキングで、様々な要素が組み合わされたちょっと不思議なカードゲームになっています。
プレイ人数も五人まで遊べます。ちょっと特殊なカードゲームを遊んで見たいといった方には中々魅力的なゲームかもしれませんね。
このゲームはトリックテイキングという触れ込みですが、正直トリックテイキングというより「ポイズン」などのようなバースト系カードゲームという風に説明した方が分かりやすいかと思います。というのも、四つの場にカードを置くルール自体はトリックテイキングとほぼ同じですが、プレイヤーが「一周したら勝敗を決める」というトリックテイキング定番のルールはなくぐるぐる廻ります。その変わり、四つの場のどれか一つが四枚カードが置かれた時点でトリックの勝者が決まります。なので変則トリックテイキング。というよりもトリックテイキングのルールを参考にした枚数バーストルールといったほうが理解しやすいと思います。
さらに、そのトリックを何回自分が取れるのか、というのをラウンドの最初に予想するビッティングの要素があります。これによってゲーム終了時の点数が決まります。
単純にトリックを取れば取るだけ点数というわけでもないのが面白い所ですね。
四つの場のどこで勝っているのかというのはマーカーをそれぞれに設置しながら確認しながらゲームをしていきます。
どこで勝つのか、どこで負けるのか。その判断が非常に悩ましいゲームになりつつも、場が四つありますのでそこまでキツくもなく、ハンドマネジメントがお手軽に楽しめるゲームになっていますね。
単純なトリックテイキングとはまた違うゲームですので、ちょっと風変わりなゲームを探している人には良いのでは無いでしょうか。
それぞれの思惑によって場が形成されていくのは面白いですね。さっさと場を流して勝てる場を作ってみたり、手札の構成に合わせてビッティングの配分も考慮しながら進めていくのは中々楽しいですね。とはいえ結構余裕がありますのでそこまで戦略的でも無いかなと言うところ。場が四つあることにより手札運が緩和されているのも好みな人は多いのでは無いでしょうか。
ただし、他のトリックテイキングのようにハンドマネジメントにジリジリと追い詰められる感じ、ポイズンみたいに取りたくないのに取らないといけないチキンレース感は無いですね。総じてカードゲームとしてハラハラする時はないでしょうか。
プレイヤー感との点数のやりとりが少ないのと、相手のビッティングに影響与える事が少ないのでちょっと物足りない感じがしますね。ここらへんどうにか相手を無理矢理勝たせたり負かせたりといった事ができると楽しい感じになると思うのですが、そういう展開になりづらいです。
風変わりだけれどちょっと実験色が強い。そういう作品だと思います。面白くないわけでもなく、ゲームとしてまとまっていますので、ちょっと不思議なカードゲームを触れてみたいという方にはオススメかと思います。ゲーム自体もそこまで難しい物でもないと感じます。
※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | 悪魔の針 (Stichling) |
デザイナー | ラルフ・ツア・リンデ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 40分 | 年齢 | 10歳~ |
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