陣取りとパズル感が楽しい高層ビル建築ボードゲーム「ニューヨーク1901」レビューと感想と和訳ルール
2016/09/15
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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | ニューヨーク1901 (New York 1901) |
デザイナー | シェーニェー・ラ・セール |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 30~60分 | 年齢 | 8歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.1/10 (2333票) |
BGG重量 | 2.1/5 |
「ニューヨーク1901」ってどういうゲーム?
「ニューヨーク1901」の紹介
ボードゲーム「ニューヨーク1901」は土地を確保し高層ビルを建てながら点数を競う陣取りとパズルが組み合わさったようなプレイ感が楽しいゲームです。
ルール概要
プレイヤーが手番でできる行動は2つ。
「土地を確保し建物を建てる」か「建物を破壊しランクアップして立て直す」かしかありません。
「土地を確保し建物を建てる」場合、四枚出ている土地カードを獲得し、そのカードに対応した色・形の土地に自分のコマを置き土地を主張します。一度主張した土地は他の人に取られる事はありません。この時、任意で既に主張している土地に建物を配置する事ができます。
「建物を破壊しランクアップして立て直す」は、一つ、もしくは連続した建物を破壊しその土地にランクアップした建物を配置します。建物は銅、銀、金と三ランクあり、1つずつランクアップするように立て直しを繰り返していく必要があります。
いずれの場合も、「建物を立てたら」点数を獲得する事ができます。ゲーム終了時点でボーナス点数を計算し、最も点数を獲得したプレイヤーの勝利となります。
ゲーム感想
たった二択ながらそれがジレンマを生み出す陣取りとパズルを組み合わせたようなゲームとなっています。
一度土地を確保したら他の人に取られない。だからこそ今土地を確保するべきか、それとも既存の土地を利用して建てなおすか・・・。その選択が非常に悩ましくなるんですね。
建てるにしろ立て直すにしろ、これまたどのランクの建物にするのか。一気に最高ランクにするともう立て直せないし、かといえば一段ずつやれば手数が多くなる。
立てられる建物はパズルピースのようになっており、一度使ったらもう手元に戻ってきません。バカバカ建てていると後々困るし、だからといって建物を立てないで土地を確保しようにも確保用のコマは4つしかありません。
そんな限られた状況の中で、どう自身の有利な状況を作っていくのか。
他の人が何を考えているのか、今重要な要所はどこなのか。それらを天秤にかけながらも取れる選択肢は2つだけ。この悩ましさが楽しさを生み出すんですね。
ルールも簡単目でボードもどんどんカラフルになっていくのが楽しげで良いですし、プレイ時間もさくっと短めですのでゲーム初心者でも楽しめるゲームなのではないでしょうか。
パット見陣取り、エリアマジョリティのちょっと難しめなゲームに見えますが、その実シンプルで親しみやすいゲームです。カジュアルにわいわい遊べながら悩ましいゲーム性。面白いですよ!
※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | ニューヨーク1901 (New York 1901) |
デザイナー | シェーニェー・ラ・セール |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 30~60分 | 年齢 | 8歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.1/10 (2333票) |
BGG重量 | 2.1/5 |
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