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ホテルを広げて飲み込んでいけ! タイル配置と株のゲーム「アクワイア」レビューと感想

      2016/07/27

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前アクワイア
(Acquire)
デザイナーシド・サクソン
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★☆☆☆☆
運要素★★★☆☆ 知略・思考要素★★★☆☆
プレイ時間90分 年齢12歳~
プレイ人数3~6人 BGGスコア7.4/10 (14341票)
BGG重量2.5/5 1979年
ドイツ年間ゲーム大賞
ゲーム部門推奨リスト入り

「アクワイア」ってどういうゲーム?

「アクワイア」の紹介

ボードゲーム「アクワイア」は、合併吸収を繰り返すホテルの動きを見ながら株券を売り買いしてお金を稼いでいくゲームです。

1969年に発表された本作。もう既に古典ゲームと言っても過言では無いものなわけですが、色あせない楽しさがあると思います。抜群に面白かったです。

基本的なプレイとしては、手札としてタイル群をそれぞれが持っている中で、一個一個ぽちぽち置いていきます。そんな中で二つ以上の繋がりができたタイルがホテルチェーンとして株式市場に顔を出します。そこから少しずつホテルが大きくなるのを見つつ株を購入していきます。

最初はこんな感じでちんまりして隙間も多かった地区も、

どんどん大きくなり、周辺のライバルチェーンも増えてきて激戦区に。同時に株も奮闘。プレイヤーは株取引に奔走します。

こうかくと複雑なことをやるような気がしますが基本的には凄くシンプルなゲームで、株の価格も大げさに上下するわけではありません。株の価格はホテルの大きさに比例しますので、基本的には上がり続けるだけ。持っててもほぼほぼ損には鳴りません。吸収合併のタイミングで売却ができ、そこで売るか、もしくは吸収された側の株に変更するのかという選択肢が生まれたりします。

全体のゲームはエリアマジョリティに近い事をしますが、それに使うのはホテルの大きさで、ホテルはプレイヤーの持ち物ではありませんから、プレイヤー同士の思惑で好き勝手に広がっていきます。

タイルは引き運の要素がわりと強く、それによって戦況は大きく変わりますが、それでもそれはホテルの拡大に関するものですので、本質はどの株を購入していくのかという所に集約されます。それによって運が悪くても他のプレイヤーたちを睨みつつ色々と戦略は組み立てられるのかなという所。

さくさくっと遊べつつ、どんどん取り扱う金額が大きくなっていくバブリーな感じが何とも楽しいですね。手元に増える株券もそうですし、拡大していくホテルを見るのはとても楽しいです。

ゲーム全体を予想しつつ株の売買をしていくので他のプレイヤーとの絡みも抜群にあります。見た目も高級感があってこういうのが好きな人には貯まらないのではないでしょうか。

シンプルなルールで、けれども他のプレイヤーとの絡みが強いゲームを探していて誰が遊んでもほぼほぼ楽しめるものを探しているとしたらこのゲームはオススメです。パーティーゲームではないので大きな盛り上がりはないですが、じわじわと確かな楽しさは備えています。オススメです。

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前アクワイア
(Acquire)
デザイナーシド・サクソン
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★☆☆☆☆
運要素★★★☆☆ 知略・思考要素★★★☆☆
プレイ時間90分 年齢12歳~
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