薬を作って価値を決める! 素材のやりとりが楽しい「アルケミスト」レビューと感想と和訳ルール
2016/07/27
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名前 | アルケミスト (Alchemist) |
デザイナー | カルロ・ロッシ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 50分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~5人 | BGGスコア | 6.3/10 (1174票) |
BGG重量 | 2.2/5 | 2007年 ドイツ年間ゲーム大賞 | ゲーム部門推奨リスト入り |
「アルケミスト」ってどういうゲーム?
「アルケミスト」の紹介
「アルケミスト」は、錬金術師となって薬を作りながら勝利点を稼ぐゲームです。
このゲームの面白い所は、「薬の材料」と「点数」が最初につけられていないと言うこと。それらをプレイヤーが作っていきます。じゃあ材料一個で10点の薬作れば良いじゃんというと、そうではなくって自分で作った薬はその後利用することが出来なくなります。ここが大変面白いです。
ほどよく難しく、皆が使いづらそうな薬を作っていく必要があります。また、使った材料はどんどんゲームから除外されていきます。最初にプレイヤー毎に材料が指定されており、材料がゲームから除外された順番に点数が入る仕組。なので、勝つにはほどよくゲームから自分の材料を除外していく必要があります。
また、他人の薬を作ると点数が入るのは良いのですが、そのためには製作者に材料を一つ渡さないと行けません。ここがまた悩み所。
だから薬を作るのは絶対必要。けど作りやすい物を作ってしまうと皆が得してしまう・・・。ここの選択肢が大変重要になるゲームですね。特に序盤の行動がゲーム全体を支配していくので、後々までの影響を考える必要があります。点数をプレイヤーが決めるというのも、一瞬それはどうなんだ? という事も思いましたが終わってみるとあまり点数差がつかない形で終わりました。良くて来ていますね。
お互いの非公開情報を読みあいながら、勝利点を稼ぎつつも他プレイヤーを支援してしまう。そのコントロールがなんとも嫌らしく効いています。良いゲームです。面白い。
最初の一手以降は運の要素がほぼ無いのも読み合いを加速させるでしょう。ルールもシンプルにまとまりつつも、他のゲームにはない特徴がしっかりとコアな部分にまで食い込んでいて痺れます。
他に類似が無いゲームでもあるので、初めて遊ぶとどう動いて良いのかわから無い所も。他の人の動きを様子見しつつ、少しずつ手を進めていくのが良い気がしますね。点数をつけていくのも、どう点数をつければ皆が使ってくれるのかを考えたりといった所が楽しい所ではありますが、初めてだとピンと来ないところかなと。そういう意味でゲーマーズゲームなのかなと思ったりします。
時間も公称40分、実際に遊んでいても60分程度で終わりました。全員で共通のリソースを使っていくので人数によってゲーム時間が変わりづらいです。一風変わったゲームを遊んでみたい、何かを作るゲームがしたい方はお勧めです。
名前 | アルケミスト (Alchemist) |
デザイナー | カルロ・ロッシ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 50分 | 年齢 | 10歳~ |
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