ウイルスになって人類を滅ぼすカードゲーム!「パンデミックカード:接触感染」レビューと感想
2016/01/21
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名前 | パンデミック:接触感染 (Pandemic: Contagion) |
デザイナー | キャリー・グレイソン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 30分 | 年齢 | 14歳~ |
プレイ人数 | 2~5人 |
「パンデミック:接触感染」ってどういうゲーム?
「パンデミック:接触感染」の紹介
カードゲーム「パンデミックカード:接触感染」は、ウイルスとなり都市に感染し患者を増やしながら人類を滅ぼす対戦カードゲームです。
原作となる協力ゲーム「パンデミック」とは違い、対戦カードゲームとなります。プレイヤーはそれぞれウイルスを担当、自身を変異させ強力になりながら世界中へと蔓延しライバルウイルスと競い合います。
しかし、人間達は非常にずる賢く、無駄なあがきを繰り返して私達ウイルスの邪魔をしてくるのです。毎ラウンド提示されるイベントを回避しつつ、効率良く人類を滅ぼすのです。
まずコンポーネントですが、元がボードを使うゲームなだけに中々豪華です。自分のウイルスを表すプレイヤーボード、スコアボードがあります。プレイヤーボードにはシャーレにウイルス駒を入れて置けますので雰囲気抜群。さらにはサマリーも記述されていますのでそこまでルールに迷うことはありません。
テーブルの中央には都市カードが並べられ、ここにウイルス駒を置いていく事によってエリアマジョリティによる点数が入ります。というわけで、このゲームは陣取りというか、エリアマジョリティのゲームとなっております。
手番では2アクションポイントあり、これによって様々な行動を行っていきます。出来る事は三つで、自身を強化する変異、カードをプレイして都市へと感染、カードのドローです。非常にシンプル。
イベントカードに髑髏マークが合計で二回刻みで出る毎に点数計算が発生し、それぞれの都市で点数が貰えます。
その他に都市には総人口が設定されていて、完全に感染させることができれば一位から三位までのエリアマジョリティでの点数計算と、カード毎に設定された特殊効果の解決が行われます。これによりちょっとしたコンボのような事もおき、ゲームが加速していきます。
最初はゆっくりとその勢力を伸ばしていくウイルスが、後半一気に爆発的に増えていく様は圧巻。陣取りなのにどんどん加速していくゲーム展開は独特な遊び味があります。
点数計算によるスコアボードの伸び方も合わせて加速していきますのでデットヒートで盛り上がりますね。札運はありますが、ドロー出来るカード枚数も多くなっていきますのでどうにかなります。毎ラウンド適応されるイベントにも一喜一憂できますし、うまくパンデミックをカードゲームに落とし込めているのではないでしょうか。
テーマが不謹慎で子供にはお勧めできるゲームではありませんが、ゲーム自体は凄くシンプルで分かりやすく、10歳くらいから遊べる程度の難易度だと思います。買ってすぐに遊べる程度のルール量ですし、エリアマジョリティゲームですので戦略性もほどよくあります。
テーマ、シンプルなルール、エリアマジョリティ、拡大再生産といった要素に興味が引かれたら面白く遊べるゲームであると思います。がっつりゲーマーズゲームというわけでもなく短い時間でさくさくっと遊べるものになっていますので、カジュアルに遊ぶのに適していると思います。面白かったですよ!
名前 | パンデミック:接触感染 (Pandemic: Contagion) |
デザイナー | キャリー・グレイソン |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★☆☆ | ルール難易度 | ★☆☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
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