カードドラフトとRPG的要素で成長するキャラクターが楽しい「ロストレジェンド」レビューと感想
2016/06/17
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名前 | ロストレジェンド (Lost Legends) |
デザイナー | マイク・エリオット |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 70分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 3~5人 | BGGスコア | 6.5/10 (870票) |
BGG重量 | 2.5/5 |
「ロストレジェンド」ってどういうゲーム?
「ロストレジェンド」の紹介
ボードゲーム「ロストレジェンド」はカードを回しながら自分のキャラクターを強化しボスを倒す擬似的な協力要素が楽しいカードゲームとなっています。
それぞれ担当するキャラクターがおり、ちょっとしたステータスの違いがあります。これを基本にモンスターを倒していき、お金を稼いだりしつつアイテムで強化していくのが基本的なゲームの流れ。
様々なステータスがあり、RPG好きにはなんとも堪らない感じのボードになっていますね。
まず、手札としてカードが配られます。すぐに自分の物になるわけではなく、ここから自分の欲しい物を選択して次の人へと回します。こうして最終的な自分の手札が決定されます。これはゲーム中で手に入るお金でキャラクターに装備させることが出来るようになります。
ラウンド毎に登場するモンスターに合わせて手札を構成するもよし、自分の強化に向かってひたすら欲しいカードを集めるのも良し。難とも悩ましいですね。
基本的に他のキャラクターは協力関係にあるのですが、それでも手柄が取られると勝利点がとられてしまう。という擬似的な協力関係が形成されているのが楽しいです。モンスターを倒すとお金が出ますが、それは総取りではなく皆で分け合うというのもまた良い感じ。ほどよく敵を受け持ちつつ、良い感じで勝利点を集められるように頑張る。そんなほどよいバランスを見極めるのが楽しいゲームであります。
自分のキャラクターがどんどん強くなり、皆で敵を倒しつつも一番を目指す。そんな拡大再生産の要素と協力関係が独特な遊び味を出しているかなと思いました。
最終的にこんな感じのボード状況になったりします。このごちゃごちゃ感、たまりませんね!
受け持つモンスターをどう倒すか考えつつも、他のプレイヤーの状況も睨む。カードドラフトのルールも相まってクセになる楽しさがあると思います。
こういうRPG的要素が好きな方、冒険、モンスター、沢山のカードに装備品、ドラフトが好きならオススメです。協力ゲームが嫌いな方も、このゲームの本質は協力ではありませんので問題無く楽しめるかなと思います。
ちょっとゲーマーズゲームよりではありますが、カジュアルに遊べる作品だと思います。細かい事考えずキャラクターを強くしてモンスターをたおそーう!! って感じで遊んでも全然問題ないでしょう。
小学校中学年以上から遊べるんじゃないでしょうか。子供が大好きそうなテーマです。盛り上がりつつも悩ましい楽しいゲームです。
名前 | ロストレジェンド (Lost Legends) |
デザイナー | マイク・エリオット |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 70分 | 年齢 | 10歳~ |
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