「ポリス」ルール概要とゲーム感想
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名前 | ポリス (Improvement of the POLIS) |
デザイナー | Head Quarter Simulation Game Club有志 |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 45~60分 | 年齢 | 12歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 |
「ポリス」ってどういうゲーム?
「ポリス」の紹介
ボードゲーム「ポリス」は国家を運営し、他と競い合いながら、最有力都市国家を目指すゲームです。
ルール概要
プレイヤーたちは、それぞれが都市国家を担当して、政治力や経済力、兵力を競いながら勝利点を獲得していくことになります。
自身の国家とコンポーネント一式を最初に受け取ります。国家はそれぞれ特徴があり、これにより基本方針が決まるようになっています。スパルタなら軍事力に偏る、といったような感じです。
毎ラウンド、フェイズによってゲームが進行していきます。まず、このターンに解決されるイベントが開示されます。これはアクション解決をしたあとに実行されますので、このラウンドの指針にもなります。
次に、自身の税収に応じて収入を得ます。
そうしたらダイスを2つ振り、アクションを実行していきます。実行できるアクションは、ダイス目に対応しており、カードをプロットする事により、行うアクションを計画していきます。
基本的に、ダイス目が高いほど、効果の高いアクションを実行できますがその分コストも大きくなります。
アクションは様々な特殊効果のある政治カードやリソースの獲得から、国家の特殊能力をレベルアップさせることができます。
実行できるアクションは2つ。国家の文化レベルが上がれば、アクション数が1つ増えます。出目の低いアクションから実際に実行することができ、全員が実行し終えたら次のフェイズに進行します。
それが終われば、イベントが解決され、リソースを支払うことで国家の文化・経済・軍事レベルを1段階上げることができます。
これを繰り返して、最終的に最も勝利点の高いプレイヤーが勝利します。
ゲーム感想
典型的なプロット式、リソース管理の拡大再生産ゲームとなっています。
ユーロチックでありつつ、最近流行りのメカニクスが多数取り入れられ、他プレイヤーとの読み合いが楽しいゲームとなっています。
特に、ダイスロールから、他プレイヤーがどの行動をするのか、というにらみ合いが楽しい!!
イベントも相まって、ゲームとプレイヤー、相互干渉していくようなメカニクスが小気味よいですね。
個人的に良いなって思うのは同時プロット。全員がアクションを決定してから、順次解決していく。ここが読み合いを深くするのにつながっていますね。基本的には時計回りで解決していきますが、同時解決でも問題ないものも多いため、テンポが本当にくなっていると思います。
ゲーマーズゲームでありつつ、誰にでも楽しめる作品になっています。
本作は日本人デザイナーグループによってデザインされたようで、日本のボードゲーム業界への期待も感じることができますね!!
プレイアビリティについて
ゲーム自体のデザインが抜群によい一方で、コンポーネントの質を含め、少しプレイアビリティにはうーん、と思うところも。
手に持つことが多いカードは少し薄めで、エンボス加工もされていないため、耐久性に少し不安があります。
また、アクション、各種リソース、レベルと、管理するものの多くにアイコンが無く、それらが文章で一気に表されるため、それを頭で処理するのに時間がかかります。
アクションカードにしても、扇状にして持つと、数字しか見えなくなり、どれがどのアクションなのか確認に時間がかかります。帯に色かアクション名があると、それだけでプレイアビリティは相当あがります。また、カードの配色が全て同じなので、パット見で誰がでのアクションをプレイしているのか判別し辛いというのもあります。
政治カードは特殊カードなのですが、この文章も、アクション、リソース、国家のレベルなどを文章としてだけで指定くるのでヒモづけができないとかなり苦しいかなと思います。個人ボードにしても、文化・政治・軍事と文字だけ。
ここらへん、アイコン化してくれるだけで、相当わかりやすくなったと思います。
名前 | ポリス (Improvement of the POLIS) |
デザイナー | Head Quarter Simulation Game Club有志 |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
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