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マンカラと能力アクションによる陣取りボードゲーム「シュタウファー」レビューと感想

      2016/06/17

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前シュタウファー
(The Staufer Dynasty)
デザイナーアンドレアス・ステディング
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★★★☆☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★★☆☆
プレイ時間90分 年齢13歳~
プレイ人数2~5人 BGGスコア7.3/10 (1080票)
BGG重量3/5

「シュタウファー」ってどういうゲーム?

「シュタウファー」の紹介

ディスタウファーは各地にコマを送り込み、点数を稼ぐという一見単純な陣取りながら様々な要素が絡み合う戦略性に富んでいるゲームです。

基本的にはラウンド毎に目的地があって、そこの空いている席を皆で取り合うのがこのゲームの基本なわけだけれど、これがまたなんとも悩ましい。というのも目的地の地域まで移動するには紫の王様コマから左回りに一つずつ手持ちコマを消費しつつ、さらには席に着くのにも追加コストが必要なのです。

ラウンド毎に点数を稼ぐ方法は提示されているので、今回はここは無視して、次に手を出そうか。今回は頑張ってみようかといった戦略が重要になってくるわけですね。

また、王様もラウンド毎に移動したりするのでこれまたゲーム全体を見る必要があります。

それぞれの席を占領する事により、その席に置かれているアクションタイルをゲットする事が出来ます。これにより様々な特殊アクションが可能になり、出来る事が増えるという感じ。アクションタイルのコンボ感を楽しみつつ、一手一手を考えていく楽しさがあります。

ランダムマップ、ランダム点数取得条件が合わさり、ゲームは繰り返し遊べるように配慮されています。

また、行った行動によって次のラウンドの手番が変わるというのも面白いですね。これもまた戦略性を増していると思います。

しかし、そのランダム要素がゲームの難易度も上げている事実があり、初見プレイでは中々どう動いて良いのか迷ってしまうところも多い感じです。どのアクションタイルも魅力的ですし、基本的にどの行動も点数に繋がるからこそ誘惑が多いゲームと言えるでしょう。

リソースがカツカツ、ラウンドごとの行動も少ないという事で、一手一手が凄い大切になりながらも陣取りをするという少し不思議なゲームになっています。基本的にこういったゲームは陣取り、エリアマジョリティに集中できるように配慮されていたりしますが、このゲームは逆に様々な寄り道を用意しつつ、しかし手数が圧倒的に足りないというバランスになっている気がします。

一度遊ぶとぐわっと視界が広がって、色々と攻略を考えていくのが楽しいゲームだと思います。やりがいがあります。

ただし、点数のカウントタイルが25点で一周なのはどうにかして欲しかったです。もう少しキリの良い数字がよかったのでは。そこだけが残念。

遊んだ後でゆっくり感想戦をしていると、じわじわっとなんとも言えない面白さがやってくるゲームですね。まさにスルメゲー。ついついもう一度遊びたくなる良さがあります。遊んでいる最中は結構苦しさの方が勝っているのですが、終わってみると「うーんなんだかもう一回あそびたくなってるぞ私」なんて思っちゃうんですよね。

ゲーマーズゲームとして、やり込めるゲームを探しているならピッタリのゲームかと思います。運の要素もあるにはありますがそこまで強くありません。それよりもゲーム全体を等してどのように点数を稼いでいけるように計画たてていけるか。戦略性がまさっていると思います。良いゲームです。

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前シュタウファー
(The Staufer Dynasty)
デザイナーアンドレアス・ステディング
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★★★☆☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★★☆☆
プレイ時間90分 年齢13歳~
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