両隣の人と協力して町を組み上げるドラフトタイル配置ボードゲーム「ふたつの街の物語」レビューと感想
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名前 | ふたつの街の物語 (Between Two Cities) |
デザイナー | マシュー・オマリー
モルテン・モンラド・ペデルセン ベン・ロセ |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
プレイ時間 | 20分 | 年齢 | 8歳~ |
プレイ人数 | 1~7人 | BGGスコア | 7.2/10 (3479票) |
BGG重量 | 1.8/5 |
「ふたつの街の物語」ってどういうゲーム?
「ふたつの街の物語」の紹介
ボードゲーム「ふたつの街の物語」は、タイルをドラフトしながら配置していき、両隣の人と協力して、以下に素晴らしい街並みを作り上げるのかを競う擬似的な協力が楽しいタイル配置ゲームとなっています。
ゲームルールは非常に簡単で、配られた七枚のタイルの内から二枚を選択して隣の人に回します。この時選択したタイルをすぐに配置するのですが、自分の前に配置するのではなく、両隣の人との間に配置します。全員で一斉にこれを行いますので、一回のターンで一つの都市に二枚が一度に配置されるのですね。
これを繰り返していき、最終的に4×4の街並みが完成。様々な建物の組み合わせにより点数が決まります。
ここまでだと普通なのですが、面白いのがこの都市ができたとき、点数になるのは「その人から見て点数が少ない方」が得点になるということ。つまり両方とも点数を伸ばしていかないとダメだというわけです。
両方を均等に伸ばしていくためには、両隣の人と協力していく必要があり、最終的には対戦になるのですけれども、ゲーム中は擬似的に協力関係にあるというのがなんとも面白いです。プレイ時間も非常に短め、基本的なルールも非常にシンプルで、すぐに遊ぶ事が出来ます。
ゲーム初心者でも問題無く楽しめるルールのため始めの一つとしても最適かと思います。セットコレクションによる点数は少し説明が難しいですが、例示を交えながらすればすぐに理解できる程度です。流石に小さな子供には難しいかなと思いますが、となりの人と交渉をしながら進むゲームはなんとも言えない楽しさがあります。
札運がどうしても大きくありますが、ドラフトによってどういったカードを回していこうかという戦略性もしっかりとありますし、二つの都市をどういう風に構築していこうかという中長期的な計画がたまりません。町作りゲームは色々遊んでいますが、独特な遊び味をしっかりと持っているゲームであると思います。
シンプルなルール、独特なプレイ感、考えさせられるセットコレクション。うーん良いですね。出来上がった街並みをお互いで見せ合うのもまた楽しく、箱庭的楽しさもしっかりとあります。
お互いに協力しながら、けれども最終的には点数勝負。そういうゲームは他には中々ありませんので貴重です。しっかりと遊んだ感じがしつつも短い時間で遊べ、7人まで遊べるのも大きな魅力。タイルの数的に8人くらいで遊んでも問題無さそうです。
町作りゲーム好きは勿論、カルカソンヌのようなタイル配置ゲーム、皆で楽しく遊べるようなゲームを探している人にはお勧めだと思います。拒否感もあまり出ず、皆で楽しめるゲームですので幅広い層にヒットできる良いゲームだと思いました。楽しかったです。
名前 | ふたつの街の物語 (Between Two Cities) |
デザイナー | マシュー・オマリー
モルテン・モンラド・ペデルセン ベン・ロセ |
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おすすめ度 | ★★★★☆ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★☆☆☆ |
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