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残業押し付けあいのなすりつけあいが楽しい実は戦略的なパーティーゲーム「お先に失礼します」レビューと感想

      2016/01/21

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前お先に失礼します
(Who is going to do the dishes?)
デザイナーフィリップ デ・パリエール
ディディエ・ジャコービー
パトリス・ピエ
おすすめ度★★★☆☆ ルール難易度★☆☆☆☆
運要素★☆☆☆☆ 知略・思考要素★★★☆☆
プレイ時間20分 年齢6歳~
プレイ人数2~4人 BGGスコア5.89/10 (63票)

「お先に失礼します」ってどういうゲーム?

「お先に失礼します」の紹介

なんとも日本的というか、ブラックユーモアがピリリと効いているボードゲームが「お先に失礼します」です。プレイヤーはそれぞれお仕事をかかえる会社員の札を持ち、それを他の人に押し付けあいながら一番最初に退社するのかを競う、そんな意地の悪さがなんとも楽しいゲームになっています。

プレイヤーにはそれぞれ6人の会社員があります。最初は全員こちらを見ている正面顔なだけで、その状態ではなにもおこりません。

手番で出来る事は二つだけ。

まず札をめくる。札の裏にはそれぞれの会社員がお仕事をしている絵柄があります。最初の手番ではまずこれをするだけしかできません。なので適当な会社員の札をめくります。

そして仕事を押しつける。札をめくって仕事に追われている絵柄になっている札は、他人に押しつける事が出来ます。押しつけるには他人の札の上に重ね置きします。押しつける条件はいくつかあって、まず他人の会社員の札がめくられていること。めくられていない札の上には絶対に札は置かれません。そして同じ会社員か、同じ仕事をしている会社員に仕事を押しつける事が出来ます。

これによりどんどん仕事は山住になっていき、最後には一つの山に収束していきます。次第に高さを増す札山に笑いが止まりません。

この画像だと印刷業務している二つの札は一つの山にする事が出来るといった感じ。

ゲームは必ず収束するほぼアブストラクトといえるゲームになっていて、思考による戦略の組み立てがなんとも楽しいゲームになっています。

とはいえ盤面でゲームが展開すると言ったものでもないので、中々に攻略の糸口を見つけるのが難しいといった所。ある程度は手なりでやって、終盤になると考え始めるといいかもしれません。

何よりもゲーム全体のコンセプトと雰囲気が良い味を出していますね。日本人にとってはなんとも苦笑いが禁じ得ない物になっていて盛り上がります。

完成度もかなり高いと言えるでしょう。元々は別のゲームがあって、それを日本独自でこのデザインにしたらしいですね。CGの親しみやすいデザインもグットです。

コンポーネントもシッカリしていて、耐久性も抜群。テーマがちょっと大人向けですが、子供が遊んでもたのしめるでしょう。

ルールも凄くシンプルで、アブストラクトゲームが苦手な人も楽しんで遊ぶ事ができると思います。テーマと雰囲気にぐっと来たら一度は遊んで見ることをオススメします。

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前お先に失礼します
(Who is going to do the dishes?)
デザイナーフィリップ デ・パリエール
ディディエ・ジャコービー
パトリス・ピエ
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