正体隠匿のドキドキと徐々に明かされるヒントによる推理が抜群に楽しいパーティーゲーム「ブラッドバウンド」レビューと感想
2016/06/17
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名前 | ブラッドバウンド (Blood Bound) |
デザイナー | カーレ・クレンザー |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 30分 | 年齢 | 14歳~ |
プレイ人数 | 6~12人 | BGGスコア | 6.8/10 (846票) |
BGG重量 | 1.7/5 | 2014年 ドイツ年間ゲーム大賞 | エキスパート部門推奨リスト入り |
「ブラッドバウンド」ってどういうゲーム?
「ブラッドバウンド」の紹介
「ブラッドバウンド」は、それぞれのプレイヤーが薔薇族と野獣族のバンパイアとなり殺し合いによる覇権争いをするというコンセプトの正体隠匿ゲームです。
正体隠匿ゲームといえば、人狼やレジスタンスなどをまず思い浮かべると思いますが、このゲームではコミュニケーションによるゲーム進行ではなく、アクションの選択によって徐々に全容が明らかになり、推理によってゲームを楽しむ事が出来るパーティーゲームになっています。
プレイヤーはそれぞれがヴァンパイアとなり、赤、もしくは青の陣営に分かれてプレイします。手番で出来る事は基本的に誰かを攻撃するか、もしくは指定した人にパスをするかしかなく、攻撃によってだんだんと情報が吐き出されていきます。それによって誰がどの陣営なのか、どのキャラクターなのかまでわかってきます。
ゲームの勝利条件は相手のチームリーダーを殺害する事。ゲーム中だれか一人でも倒されるとそこでゲームが終了するので中途脱落もなく、最後までゲームに参加し続ける事が可能となっています。
キャラクター一人一人に特殊能力があり、だれがリーダーになるのかもほぼランダムで決定されたりしますので、自分がもしかしてリーダーかも? と思いつつドキドキしながらゲームに挑むことができるので毎回違った楽しさを味わうことができてそこが楽しいですね。
人狼やレジスタンスは、コミュニケーションやゲームの定石から外れた行動を取るとそれがノイズとなり一気に推理の難易度があがりますが、このゲームではそれがなく、吐き出される情報によってどんどん陣営が定まってきて、なんとなくな道筋ができていく面白さがあります。
多人数で遊べるのも大きな魅力。キャラクター毎の能力の説明でちょっと時間がかかりますが、そこまでルールも難しくなく、さくさくっと遊ぶ事ができちゃうのもいいですね。
あまり考えなくても、おしゃべりに参加する必要も無く、ワイワイ楽しめます。
多人数で遊べるゲームを探しているけれど、人狼などのコミュニケーションゲームは苦手だし、時間が読みづらいゲームもちょっと。という方はオススメ。
サクサク遊べる軽いシャドウハンターズと説明してピンと来る人は買いだと思います。ある程度人数がいてどれをしようかと迷っているときは定期的に回していますが、ほぼほぼ好評という感じですし、答え合わせが楽しくなるゲームになっています。
繰り返すと詰め将棋感がどうしてもありますが、そこらへんは軽めなゲームの宿命ということで。ゲームとしての戦略的楽しさ、ゲーマーズゲームとして経験値の蓄積を楽しいと感じる人には少しむいていないと思います。あくまでパーティーゲームとして楽しむ分には最高に楽しいゲームという感じですね。オススメです。
名前 | ブラッドバウンド (Blood Bound) |
デザイナー | カーレ・クレンザー |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★☆☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 30分 | 年齢 | 14歳~ |
プレイ人数 | 6~12人 | BGGスコア | 6.8/10 (846票) |
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