出ろー!! チップの確率を調整して最高の薬剤師を目指すボードゲーム「クアックサルバー」レビューと感想
2018/11/08
NEWS : ボードゲームを横断検索して探せるツール「ボードゲーム通販横断検索するやーつ」を作りました。
※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | クアックサルバー (The Quacks of Quedlinburg) |
デザイナー | |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 45分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.4/10 (952票) |
BGG重量 | 2.2/5 |
「クアックサルバー」ってどういうゲーム?
「クアックサルバー」の紹介
ボードゲーム「クアックサルバー」は、バッグから引いていくチップで新たなチップを購入するのを繰り返し、最も有名な薬剤師を目指すくじ引き感が楽しいゲームです。
ルール概要
プレイヤーたちにはバッグとプレイヤーボード、同じチップセットが渡されます。チップは薬を作るための薬剤を表していて、物によっては高価があります。これを引いていくことによって薬を作ります。
ラウンドの開始時にて、イベントカードが公開されます。これによって様々な効果が起きます。カードの指示に従います。
ラウンドでは、全員一斉にチップを1枚引きます。チップには数字が記述されていて、それだけ薬の価値が高くなります。自身のプレイヤーボードにこれを配置して、今どれだけの価値があるのか確認できるようにします。1なら前のものの隣に、2なら間に1つマスを開けて、といったように配置します。
この時、白ならこれは劇薬で、数字の分だけ薬が危険域に近づきます。7までは大丈夫ですが、合計数が8以上になるとその薬は飲めなくなってしまい、バーストです。
それ以外の色なら問題ありません。物によっては追加ドローなどの効果があるものがあります。
引くたびにここで止めるかどうかを確認して、全員が引かなるか、または、引けなくなるかによって誰も引かない状態になるまで続けます。そうしたら、次のフェイズに移ります。薬を評価してもあい、この評価額によって新たな薬の材料と、勝利点を獲得します。バーストしてしまった場合は、勝利点を貰うか、薬剤を購入するかのいずれかを選択して、どちらか一方しか受け取れません。
これを繰り返していくことで、バッグに自分好みの薬剤を詰め込み、より評価の高い薬を作り、勝利点を獲得していきます。
最終的に最も勝利点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
ゲーム感想
めちゃくちゃ面白いです!! 基本的にはいわゆるガチャガチャとか、くじとか、そういった類の運任せのゲーム・・・・に見えてて、これがまあ戦略がちゃんとある。
どういった薬剤が並んでいるのか。どんなイベントが発生するのか。相手がどういう戦略を取っているのか。それを見つつ、けど運に振り回される!
完璧な薬剤構成にしていても、白の3チップが初手に来てあちゃー!! てなることもあったりして。わいわい盛り上がれる、そんなゲームです!!
どうしても運が絡んできますので、こういった運要素にワクワクできるかどうかで結構評価は分かれるかもしれません。出ろー! 出ろー!!と念じながら手をツッコミ、一喜一憂できる人なら楽しめるでしょう。逆にこういった運要素を苦手とする人にはちょっと合わないかなという印象。
カードゲームのようにそれぞれの効果をコンボして、相乗効果で運要素をなくしていく、といったような構築が好きな人にはちょっと違うかな、という感じ。
また、このゲームはあまり点数が振るわない人にも救済があって、基礎評価点が上がるネズミのしっぽという要素があります。これによって、運がなくて凹んじゃっても、どうにか追いついて食らいつくことができます。これがまあ、レースゲームの下位者へのブーストみたいで、最後まで緊張感があります。
リードしてても最後の最後にはまくられるかもしれない。そんな緊張感を味わいつつバッグを探る。確率をできるだけ考える。けど最後は運!! その運にひりつけるかどうか!!
やあ、私はめちゃくちゃ好きですよ、こういうの。楽しいです。おすすめですよ!
※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前 | クアックサルバー (The Quacks of Quedlinburg) |
デザイナー | |
---|---|---|---|
おすすめ度 | ★★★★★ | ルール難易度 | ★★☆☆☆ |
運要素 | ★★★☆☆ | 知略・思考要素 | ★★★☆☆ |
プレイ時間 | 45分 | 年齢 | 10歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 | BGGスコア | 7.4/10 (952票) |
BGG重量 | 2.2/5 |
似ているボードゲームのレビュー
「ペルガモン」: ★★★★☆
デザイン:ステファン・ドラー
& ラルフ・ツァ・リンデ
どんなゲーム:タイル、ボード、絵・数合わせ、チキンレース、セットコレクション、ワーカープレイスメント、ファミリーゲーム
プレイヤー:2~4人・10歳~
「ガイアプロジェクト」: ★★★★☆
デザイン:
どんなゲーム:ゲーマーズゲーム、ボードゲーム、SF、依頼達成、拡大再生産、豪華なコンポーネント
プレイヤー:1~4人・12歳~
「ドミニオン」: ★★★★★
デザイン:ドナルド・ヴァッカリーノ
どんなゲーム:カード、シンプルなルール、拡大再生産、デッキ構築、ファミリーゲーム、ゲーマーズゲーム
プレイヤー:2~4人・13歳~
2009年ドイツ年間ゲーム大賞:大賞
「ゴブレット」: ★★★★★
デザイン:
どんなゲーム:アブストラクト、ファミリーゲーム、ゲーマーズゲーム、ボードゲーム、エリアマジョリティ、二人対戦、子供でも遊べる、かわいいコンポーネント
プレイヤー:2~2人・7歳~
「ダウンフォース」: ★★★★☆
デザイン:ロブ・ダビオー
&
& ヴォルフガング・クラマー
どんなゲーム:ファミリーゲーム、ボードゲーム、レース、すごろく、子供でも遊べる
プレイヤー:2~6人・10歳~
同じデザイナーのゲーム
「ザ・マインド」: ★★★★★