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どこまでカードをドローするか!! チキンレースとバーストのカードゲーム「8か28」レビューと感想

      2016/06/17

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前8か28
(8-28)
デザイナーコリン・モーガン
デービッド・ホーイート
マイケル・ハータル
おすすめ度★★☆☆☆ ルール難易度★☆☆☆☆
運要素★★★★☆ 知略・思考要素★★☆☆☆
プレイ時間20分 年齢8歳~
プレイ人数3~6人 BGGスコア5.3/10 (54票)
BGG重量1.2/5

「8か28」ってどういうゲーム?

「8か28」の紹介

カードゲーム「8か28」は、カードをめくっていくことで自分の場札を文字通り「8」か「28」に近づけていくチキンレースとバーストが楽しめるゲームです。

ラウンドの開始時、プレイヤーは伏せられたカードを一枚配られます。これはそのプレイヤーだけが見る事が出来ます。親はまず得点となる宝石をテーブルの中央に一つ積んで山札を持ち、左回りに親の次のプレイヤーから追加のカードを受け取るか、受け取らないかの選択をしていきます。受け取った選択をしたらカードを一枚貰い、表向きに場札としてカードを出します。

このゲームの目的は自分の場札が合計「8」か「28」に近づけること。一枚伏せられているので、どんどん追加されていくカードから自分以外のプレイヤーがどちら側に近づけていくのかを予想していくこととなります。この時、8以降、つまり合計値9からは28側になり、29を越えるとバーストとなってラウンドから脱落します。つまり「8」か「28」にピッタリかそれ以内にするようにカードを引いていくわけですね。

ディーラーが回れば回るほど追加されていく宝石は積み上がり、長丁場になるほどプールされていくのは中々に刺激的。全員がパスを選択したらカードを配分するフェイズが終了し、宝石の点数分配になります。

まず宝石を半分に分けます。次に全員がカードを開示して合計値を宣言。一方を8に最も近い人が。一方を28に近い人が貰ってラウンドが終了します。この時同数がいたら宝石を頭数で割ります。受け取れなかった分の宝石は次ラウンドへ持ち越し。

これを繰り返していって一番宝石が沢山ある人が勝ち。細かなルールもありますが大体こんな感じです。

カードには1・11というカードがあり、これはどちらにするかプレイヤーが自由に選択していいものとなっています。

ゲーム自体はブラックジャック的で、お手軽に楽しめるギャンブルゲームという感じです。感じなのですが、カードの合計を計算するのがとにかく大変です。ひたすら暗算をしつつ、他人のカードも見ないといけないので割と頭を使うんですね。8歳からとありますが、ちょっと8歳には難易度が高い気がします。

また、カードを合計値に近づけていくというのも28が非常に遠い。初期札として「8」とかが来たら何も考えずノータイムでパスを宣言できますし、相手の伏せ札を予想するブラフ要素もそこまで強く感じません。

ブラフをかけるためにあえて初手パスとかもやってみましたが、結局のところ数の強さが全てだし、手番が回らないと宝石も積まれないため札を取ってくのが一番点数を確保するのに安定するという。

なんというか、子供には暗算が難しいし、大人には駆け引き所がよくわからないというどっちつかずなゲームになっている気がします。残念。

もう少し役の条件を変える、8カードを無くす、8よりも28が強く28を出した人が総取りなどなど、展開によって状況が変わるようなルールが盛り込まれていると良いなと思いました。カード構成なども面白く、カードを引くドキドキ感とかはあるのですが、それを全員が共感できないのが残念でした。

インカの黄金、ゲシェンクなどの定番チキンレース・競りゲームがあるなかでこれはちょっと辛いかな。

計算に追われるためテンポは乱れがち、バーストすると手番を賭けてきた分ショックが大きい、淡々としがちなゲームプレイも気になります。パーティーゲームというわけでもないかな。

とはいえ、ちょっとルールを変更して遊ぶという意味ではポテンシャルを秘めている気がします。

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前8か28
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