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時間を繰り返し謎を解くのが楽しい協力型アドベンチャーゲーム「タイムストーリーズ」レビューと感想

      2016/07/20

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前タイムストーリーズ
(T.I.M.E Stories)
デザイナーペギー・チャセネット
マヌエル・ロゾーイ
おすすめ度★★★★★ ルール難易度★★☆☆☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★★★☆
プレイ時間90分 年齢12歳~
プレイ人数2~4人 BGGスコア8.2/10 (4937票)
BGG重量2.7/5
ドイツ年間ゲーム大賞
エキスパート部門ノミネート

各ボードゲーム賞

  • 2015年ゴールデンギーク賞ベストボードゲームアートワーク・プレゼンテーション部門ノミネート
  • 2015年ゴールデンギーク賞ベスト革命的ボードゲーム部門ノミネート
  • 2015年ゴールデンギーク賞ベストテーマ別ボードゲーム部門ノミネート
  • 2015年年間ゴールデンギーク賞ノミネート
  • 2015年トリックトラック賞ノミネート
  • 2016年フランス年間ゲーム大賞 Expertノミネート

「タイムストーリーズ」ってどういうゲーム?

「タイムストーリーズ」の紹介

ボードゲーム「タイムストーリーズ」では、プレイヤーは現代・過去・未来に渡り時間渡航を繰り返しながら時間の歪みを解消するためのT.I.M.Eに所属します。限られた時間の中で、謎を解き、見事問題を解決できるでしょうか。がっつりと重厚な謎解きが楽しめる次世代型協力型アドベンチャーゲームとも言えるのが本作です。

プレイヤーは全員、その時代の人物、ゲーム内用語で表現すると「容器」に入り、その人物がもつ身体的・精神的な特徴や障害を抱えつつ問題の解決にあたります。その時代で一体どのような問題が時間の歪みを発生させているのかもわからないまま、その原因究明にあたることになるのです。

ルール概要

プレイヤー達はまずシナリオ毎に設定されたTUという共通リソースが与えられます。これは様々な行動をすることによって消費し、これがゼロになると元の自分達の時代へと戻され、また最初からリスタートする事になります。この一回のセッションを「ラン」と称します。プレイヤー達はランを繰り返す中で、情報を整理し、謎を解き、事件の解決に当たることになります。

シナリオは一話一デッキの形をとっていて、これをめくっていくことでシナリオが進行していきます。特定の場所に入るとその場所に対応したカードセットを取り出しボード上に並べる事で一枚の絵が完成します。これを「ロケーション」と称します。ロケーションを構成するカード一枚一枚の裏にミニイベントが用意されていて、プレイヤー達はそれぞれのカードにアクセスすることが出来るようになっています。ロケーションの中には一部特定の条件で見れない物があったりして、何度も同じロケーションに入って行くこともあります。

そのカードを見れるのはそこに対応したプレイヤーだけで、それを読み上げる事は基本出来ません。伝聞の形を取り、「ここには何があったよ」「こいつはこんな事をいっているよ」という形で情報を共有していきます。他にも見たい情報などがあれば、TUを消費して別のカードへと移ることが出来ます。

中には器用さ、会話力などが試される試練というものがあり、これにはダイスロールが必要となります。一度で出来ずに続けるならTU消費、という具合にどんどんリソースが限られていきます。

見事、TUがつきるまでに全ての謎を解く事が出来たらゲームクリアとなります。

感想

ストーリー系、協力型ゲーム好きな人にはかなり衝撃的な作品になるのではないでしょうか。それくらいすさまじいインパクトをもった作品だと思います。

まずこのアートワークが素晴らしいですね。パッケージのスッキリとしてSFチックな見た目、そして時間を渡航するというフレーバー。最高ですよ。基本セットでは1970年代(だっけな?)に飛ぶわけですが、拡張で提供されるシナリオでは7700年代とか、1100年代へ飛ぶといった物もあるようです。うーん楽しみすぎる。

協力・RPG系ゲームでありがちな少し複雑な場合分けによる戦闘処理といったものもなく、かなりシンプルなゲームルールになっていて、すぐに遊ぶ事が出来るようになっています。それに、手番といった概念もなく、「TU」という共通リソースにより全員がほぼ一斉にカードにアクセスしたり、試練に挑戦できるようになっています。またこれが非常に良い。

一つのシナリオを皆で遊んでいるのだけれど、一枚のカードを何人で見るのか。ロケーションを構成するカードが4枚あったら四人でバラバラで見るのか、それとも。なんてなんとも楽しい。これによって情報は自然と虫食いになり、それぞれの考える情報優先度の差異によって偶発的なミスリードが巻き起こされ、シナリオはどんどん複雑になっていきます。

SFチックな単語も目白押し。その時代の人物へと乗り移るような形でゲームは進行するのですが、その対象を「容器」と称するなど、たまりません。

基本ゲームに入っているシナリオは一話だけ。他の拡張も一つ一話ごと、というなんとも贅沢な作りになっています。というのもこれ、一度でクリアするのはほぼ無理で、何度も繰り返してじっくりと様々なアプローチで一つの事件をヒモ解いて行くことを前提に作られているからなんですね。

そう思うと基本セットだけで結構遊べます。それにかなり満足度があり、拡張も欲しくなること請け合いです。

昨今ゲームブック、TRPGの気運も高まってまいりました。そんな中でそれぞれのエッセンスを取り込みまさに次世代のアドベンチャーゲームとして躍り出たのが本作。要チェックであります。

協力ゲームというより脱出ゲームに近い本作、謎解き、ゲームブック、フレーバーにびびっと来たら間違いなくオススメの作品です。ルールもシンプルめでさくっと遊べるでしょうし、一人ルールがわかる人がいればインストもそこそこで楽しむ事が出来るかと思います。

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前タイムストーリーズ
(T.I.M.E Stories)
デザイナーペギー・チャセネット
マヌエル・ロゾーイ
おすすめ度★★★★★ ルール難易度★★☆☆☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★★★☆
プレイ時間90分 年齢12歳~
プレイ人数2~4人 BGGスコア8.2/10 (4937票)
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