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ガッチガチのワーカープレイスメント! 先を読む楽しさを味わえる「ツォルキン」レビュー

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ツォルキン:マヤ神聖歴
おすすめ度:★★★★★
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★☆☆☆☆
思考要素:★★★★☆
プレイ時間:90
年齢:13歳~
プレイ人数:2~4人

好きなワーカープレイスメントは何だ? と言われると「ツォルキン」と答えます。それくらいツォルキンが好き。基本的に先を読むのが下手くそで、基本勝てないのだけれど好きです。ツォルキン。

舞台はマヤ文明、プレイヤー各民族となり覇権を争います。ウンババ。建物を建てたり、農作物を育てたり、神への信仰をしつつそれぞれのやり方で勝利点を稼いでいきます。

まず手番でできる事ですが、「ワーカーを置く」か「ワーカーを取る」しかありません。実はこのゲーム、ワーカーがラウンド終了で返ってくる、という事が無いんです!ボードの中央にはどどんと歯車が有り、そこから繋がる5つの歯車にワーカーを置くと、ラウンドが経過する毎にこのワーカーがどんどん動いていく。時間の経過によりどんどん効果が変わっていきます。これがもう楽しくてしょうがない。いつ置くのか、いつ取るのか! この駆け引きが楽しい。

歯車はそれぞれ宗教、農業、産業、生産などなどの効果に分かれていて、歯車を占領して他のプレイヤーを牽制したり、建物を建てたりと色々とできる事が多いです。

ワーカープレイスって基本的に誰がそのアクションを取るのか、アクションとアクションをどう組み合わせるのか、という所にまず楽しさがあると思うのですけれど、ツォルキンもそう。だけど、ツォルキンはワーカーを置いた時じゃなくて外した時にアクションが行われる。ここが凄く痺れる。ラウンドが進むっていう時間経過がゲーム内できちんと表現されていて、ワーカー達がそこで働いてるんだなっていうのが凄く実感できる。

その分、先の先を読みゲームを組み立てる事が否応なく要求されます。ゲーマーズゲームとしてシンプルにまとまっていて、本気でゲームに取り組む人は大好きなゲームでしょう。私はそういうゲームの仕組み自体も好きなんだけれど、選択肢の少なさ、アイコン等のわかりやすさ、何よりコンセプトが好きです。ラウンドが動くほどワーカーが仕事をする、シンプルながらどこまでも深みのあるルール、基本リソースのコーン。良いですねー。遊んでいてどっぷりハマる事ができます。脳みそが死んでる時は本当にツラいゲームなんですが。好きですよ、これ。

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